gary1212のブログ : マレーシア、イポーでの生活。

滞在期間がマレーシア以外の時も 含んでいます。

マレーシア-イポー長期滞在生活での日常での出来事を書いてます。

ブログの目的は、もっぱら自分自身用の日記です。

不特定多数の方に情報を早く正確に伝達したい というつもりでは全く書いていません。

このためローカルの友人からもらった情報で、それが不確実な情報でも 私が関心を持ったものは 書いています。

繰り返しますが 読者のみなさんへの確実/正確/迅速な情報提供をしたい と思って書いているのではありません。

それじゃ困る と思う方は どうぞ 読まないでください。

よしなに。

コーラン お祈りの大音響スピーカー音




直線距離で 400〜500メートルくらい離れたところに イスラム寺院(モスク)がある。


早朝、まだ夜明け前から お祈りのコーランの音が 大スピーカーから流れる。



幸い モスクと我が家を結ぶ直線距の間には いくつかの建物があり、スピーカー音は遮られて届くので、音害は少ない。


でも モスクの周辺 100〜200メートル以内の住宅に住む人にとっては 相当に大きな音だろう。




ムスリムなら、それは とてもありがたい「お経 」なので、文句の出ようもないのだが、華人にとっては、迷惑な騒音だ。


なので、近隣の華人達は 署名を集めて スピーカーの音量を下げるように、モスクに陳情することがある。



でも なかなか 陳情の効果は現れないのだ。





そしたら こんな新聞記事が出ていた。


No more using loudspeakers at mosques, surau in Selangor to broadcast ceramah and lectures | New Straits Times


https://www.nst.com.my/news/nation/2017/10/291751/no-more-using-loudspeakers-mosques-surau-selangor-broadcast-ceramah-and



セランゴール州では 近所の住民(非ムスリム)に迷惑をかけないよう、モスクは大音響スピーカー使用禁止にした のか、と思って 読んでみたら、こんなことが書いてある。



“The use of loudspeakers for ceramah and lectures for the whole of Selangor must be limited only to within the mosque and surau compounds and not beyond the borders.


The only exception is for the azan and recitals of the Al-Quran.






ceramah って何だろ と思い、調べたら 講義/講演 だ。


lecture も 講義 なので、ceramah とどういう違いがあるのか、分からないのだが、ceramah も lecture も スピーカーの使用はモスク内での使用に限定 になったようだ。



また、surau compounds (注1) and not beyond the borders とも書いてあるが、一体 どういう意味なのか、さっぱりだ。


ボーダーって ?



ピアノ練習部屋のような壁に防音装置の施された室内なら ともかく、開放空間では スピーカーの大音響は 音速のスピードで、ボーダーを飛び越え、 簡単に beyond borders なのだ。





しかも The only exception is for the azan (注2) and recitals of the Al-Quran. って書いてあるので、アザーン と コーランのお経読み は これまでどおり、大音響スピーカーで 外界の人々にもよく届くように して良い ということだ。




結局、セランゴール州のモスクでも 相変わらず 大音響スピーカーは活躍し続ける ということなんだろう。







(注1) surau ‎(複数形 suraus)

A small mosque or other Islamic assembly building in parts of Sumatra and the Malay peninsula.



(注2) azan

アザーン、宣言 《回教》礼拝開始の呼び掛けの声




以上 (10/24 記)