在ペナン日本国総領事館から注意喚起のメールが届いた。

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（侵入盗事件の発生）

～　ペラ州にお住まいの皆様へ　～

平成29年10月24日

　　　　【在ペナン日本国総領事館】

１０月２２日午後０時から午後１頃の間に、ペラ州南部地区において、邦人が在宅しているにもかかわらず、不審者が簡易式ロックをはずして侵入し、貴重品を盗まれるという事件が発生しています。

※　正確な場所については伏せさせて頂いております。

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ペラ州南部地区って イポーのことだろうか、と思いペラ州地図をグーグルで見てみた。

イポーはちょうど南北の州境から真ん中くらいに位置しているので、どうやら南部地区じゃなさそうだ。

それにしても おっそろしい ことだ。

あの平和そのものだったキャメロンハイランドでも一年弱前に 空き巣があったというし、私の住むイポー郊外住宅地域でも数年前から今年の春頃まで、空き巣被害が続出し、3年ほど前にはバンガロー住宅(豪邸)で 押し入り強盗事件もあった と聞いた。

豪邸での一番最近の空き巣被害は 午前中僅かの外出時間帯に 空き巣が入り、備え付けの金庫を そっくりと持って行ってしまったという事件だ。

たまたま その豪邸の被害者は 私の友人の知り合いだったので、私の友人から その後の顛末を聞いた。

数ヶ月後、警察から豪邸被害者に連絡があり、泥棒一味がKLで捕まったので、押収品の中に 盗まれた物品があるか、検分に来てくれ ということだった。

そこで KLまで 出かけたが あいにく 押収品の中には、被害物品は入っていなかったそうだ。

なお、捕まった泥棒一味というのは、南米人のグループだ、ということだった。

そう言う犯罪専門集団が 世界を駆け巡り、地元の犯罪組織とつながって、空き巣に適した豪邸やコンドミニアムの留守の時間帯情報を集め、機動的に 仕事をして、国外に出てしまう という手口を繰り返しているのだろう。

地元の犯罪組織は、住宅区画内にある短期滞在アパートに配下を潜り込ませ、ターゲットを絞り、その情報を 実行組織に売りつけて、コミッションを得る というビジネスモデル じゃないだろうか。

こんな事件もあったことから、現在はゲート守衛のチェックが強化され、 特にゲートから外に出る際には 車両トランクのオープンまで要求されるほどなので、安全性は向上したはずなのだが、領事館からのこんな注意喚起メールを読むにつけ、とにかく 気を緩めちゃいけない のだ。

バックアッププランとして どんな対策を講じているのか、だが、豪邸バンガローに住むお金持ちの華人はおおよそ次のとおりだ。

1) 番犬を飼っている。

2) 自宅の庭や塀に監視カメラと警報装置を設置している。

3) 監視カメラはスマホと連動しており、異常事態発生すると スマホに自動連絡が行く。

4) スマホで 監視カメラ設置箇所の映像を外出先から見ることができる。

5) 警備員 詰所 の連絡番号をスマホに登録してある。

( なお、上記の 金庫持ち去り泥棒のケースでは、なぜか 番犬は吠えなかったらしい(隣人)し、監視カメラもラインは切断されていた、ということだ。)

他方 我が家のバックアッププランは、いささか 寂しいレベルだ。

1) 犬は飼っていない。 それに我が家はバンガロー(一軒家)ではないので、犬猫飼育は禁止だ。だから猫も飼っていない。

2) 豪邸じゃないので 自宅専用の監視カメラなんぞは 設置していない。

3) スマホは持っていない。 未だにガラ携 の愛用者だ。

4) 損害保険には入っている。 火災だけでなく 盗難もカバーされる。 でも現金の被害については カバー金額は極めて低い。

5) したがって、現金は 自宅には置いていない。 当然、金庫もない。

個別ユニットベースでは 若干 不十分かもしれないが、 住宅区画を囲むフェンスには監視カメラが設置され、警備員詰所では 映像をモニターしており、かつ 元グルカ兵の精鋭ガードマンが24時間、交代で住宅区画内を巡回しているので、まぁ あまり心配はない。

ところで一体 どこなんだろ？、 ペラ州南部地区って。

イポーより南というと タパー、カンパー、インタン、あたりかなぁ、おそらく相当な田舎(カンポン)なんだろう。そんなところに日本人が住んでいるなんて、知らなかった。

以上