タバコ価格 ( 統制価格違反に対する刑罰 )
マレーシアでは タバコはコンビニやスーパーマーケットで売っている。
値段は 一箱 13~15RMくらいなので 日本円に換算すると400〜450円程度だ。
日本での値段と変わらないので、現地価格としては 高級嗜好品だ。
ところが 喫煙者は結構多い。
どうして こんな高級嗜好品をスパスパと吸えるんだろうか、不思議だったのだが、こんな話を聞いた。
あるMM2Hの喫煙者がマレーシアに来て タバコの値段も高いので、ちょうど良い機会だと思って 禁煙を決意した。
ところが 格安のタバコを買える という情報が入り、半信半疑ながら その情報に基づいて 某所で 「シガレット あるか?」と聞いたそうだ。
もちろん その場所は コンビニやスーパーのようにタバコは陳列していない のだが、店の人は「はい 、あるよ」と言ってタバコを 取り出してきた という。
値段は 随分と安く 、 せっかく禁煙を決意したものの、一瞬にして、その決意は取り消し、日本にいた時以上に、スパスパと吸っているそうだ。
多分、インドネシアなど近隣国からの密輸タバコなんだろう。
麻薬と異なり タバコの密輸は 見つかっても 処罰は極めて緩いんだろう 、 と思っていたのだが、こんな記事が出ていた。
Health Ministry seizes 12,441 cigarette packs sold below minimum price of RM10 | New Straits Times |
Under the Regulation 8C (1) of the Control of Tobacco Product Regulations 2004, the minimum price of a 20-stick pack of cigarettes is set at RM10.
Any individuals who are found guilty under the law can be fined RM10,000 or sentenced to jail for a minimum two years or both.
どうも良くわからん。
タバコを10RMを下回る価格で販売してはいけない という規則があり、違反者は 10,000RMの罰金 刑or最高2年の禁固刑 又は その併用 と書いてある。
これって 密輸に関しての刑罰ではなく、最低販売価格を守らなかったことに関する刑罰 なんだろうか。
インドネシアあたりから タバコを密輸しても 10RM ちょうど の値段で売れば タバコを没収されないし、罰金刑も禁固刑も科されない と言うことなのかしらん。
以上