ヒジャブを巡る厄介な問題 2 ( ホテル業界 、 デロイトのリスクアドバイザー)
ホテルフロントデスクで接客係りを担当する女性に ヒジャブ着用禁止を強制することはイスラム文化に反しないか、という点だが、 中東の5スターホテルでは どうなっているのか。
国際ブランドチエーンの下で 運営されている高級一流ホテル(5スター) では、中東圏と言えど、ヒジャブ禁止の社内ルールが優先されている そうだ。
Singapore-based Deloitte Touche Tohmatsu (Deloitte) operations manager risk advisory Chong Yoon Ong said such policies are even in practice in the Middle East, where the policy is commonly adhered to in international hotel chains.
ドバイでの勤務経験あるデロイトトゥシュのリスクアドバイザリー 部門のマネージャーによると、外ではヒジャブを被る女性も勤務中はヒジャブをとっている と記事には書いてある。
"I have worked in Dubai and it was the same there, none of my staff wore hijabs. Even if some of them wore headscarves outside, they removed it when they are on duty," said Chong.
なぜ、リスクアドバイザーがヒジャブのことで新聞社から コメントを求められたのか、よくわからないのだが、このマネージャーって、ホテルビジネス関係のコンサルタントなんだろうか?
それも リスクアドバイザリー という特殊分野のコンサルタントってことは、ヒジャブ問題というものは 迂闊に取り扱ってはいけないという企業リスク分野なんだろう。
このコンサルタントによると、マレーシア政府から よほど強い指導が入らない限り、ホテル側は 国際ブランドチエーンとしての制服ポリシーを徹底運用し続けるだろう 、ということだ。
Hijab ban in hotels: Gov't pressure could do away with discriminatory practices | New Straits Times |
以上 (11/19 記)