イポーの飲茶 、 一番は?
イポーの飲茶で有名な店は フーサンだ。
確かに 味は良い。
でも有名店過ぎて 混んでいることが多い。
混んでいる程度ならまだ良いが、それを通り越して 混み過ぎ の状態になると 座席を見つけるが大変だ。
ようやく席に着いても、 客席係も忙し過ぎて タイムリーなサービスを受けられないことなってしまう。
ピータンコンジーを注文しようと思っても なかなか客席係が回って来ない。 そんな時は コンジーカウンターまで自分で出向いて注文して来ないといけないのだが、座席のテーブル番号を間違えないように言って、注文するのだ。
フーサン の正面にある香港ミンコー も良い店だ。
以前は 観光客で混み過ぎるフーサンを敬遠した 地元の客が多かったのだが、最近では 観光客がミンコーにも侵食してきて、結構 混んでいる。
この界隈には 何軒も 飲茶のレストランがあり、フーサンとミンコー以外にも これまで 二軒ほど 入ってみたことがあるのだ、更に もう一軒 新規開拓に出かけた。
今回は フーサンの並びにある店に入ってみた。
店の名前は、漢字では 玉福満 、英語では Yoke Fook Moon となっている。
玉 は 音読みでは ギョク だが、広東語なのだと思うが、中国式発音では ヨク という発音になり、福 は 音読み のフク の発音に近い フーク だし、満 の発音のマン は モーン なので 発音上も兄弟ではないものの親戚の感じが残っている関係にある。
だから 日本式音読み の ギョク フク マン は 中国式発音では ヨクフークモーン。
そこで、広東チャイニーズのような顔つきで「 ヨクフークモーン 、ライライ、ディムサム、グーね 」と発音すれば、日本人と見破られずに 中国本土からの観光客として 通じる筈だが、実は 広東語というのは、日本人にとって 北京語以上に 発音が難しいらしい。
イントネーションというのか、抑揚というのか、北京語には ピンインと呼ばれる四つ のイントネーションがあるが、広東語ではそれが8つとか 9つとか あるらしい。
さて この店のディンサムの味だが、やはり フーサンとも ミンコー とも若干異なる味だった。
人それぞれ、味覚は異なるので、どこが一番か、ということは言えないが、私の味覚では、ミンコーのコンジーが一番好きだ。
このヨクフークモーン のおすすめは ドリアンパオ という 冷やし菓子だ。
お土産としてお持ち帰りで買って 冷蔵庫で冷やしていただく のだが、実に美味い。
なによりも 本物のドリアンなんぞを冷蔵庫に入れたら 臭いで大変なことになるが、このドリアンパオなら 安心なのだ。
以上 (1/15記)