日本人の英語 ( どうしてわかるのぉ? )
ニュータウン UTC 近くの お菓子屋さんに ビスケットの計り売り を買いに行った。
日本でも 昔は 計り売りの店が多くあった。
円頓寺とか明道町とか そういう名前のかつての繁華街では 駄菓子卸売店では、計り売りで小売もしていたが、今じゃ そんな手間がかかることはしていないだろうなぁ。
でも イポーでは、計り売りの店がたくさんある。 そんな店に行くと 何十年も前の日本の風景に出会った感覚になり、郷愁を覚える。
計り売り なので 注文のやり方は 「この菓子を何グラム欲しい 」と言うのだが、私の場合、金額計算が面倒なので、欲しい菓子が入ったブリキ缶を指差して 「 いくら分 、プリーズ」 ということにしている。
このお菓子屋さんには 2回目だ。
前回 と同じように 指差して「10RM please 」 とだけ 言った。
前回とは 違うおばさんだったのだが、おばさんは私にこう言うのだ。
「 おまえ、日本人だろう、 おまえの英語を聞けば すぐわかる。 発音でわかるんだ。」
えっ! 「 テン リンギット プリーズ 」 としか 言っていないのだ。 よく見抜いたもんだ。
R と L をはっきりさせるべく、ぅりんぎっと 、 ぷりぃーず と発音したんだけど、わかちゃったんだなぁ、、、
「 イエース 、I am a ジャプン 」 と言ったら、おばさん 少し おまけ してくれると言う。「(moneyは) Little にするからね 」 というので、サンキュー とお礼を言った。
8.4 RM だった。
でも 後で よく考えたら、おまけ してくれたんじゃなくて、切りの良いグラムで計り売りをしてくれただけだ。
これまで 計り売りの場合、道路上のチャーシュー 売りは 計量器がないので 10RMと言えば 金額どおり、フルーツショップではブドウを計量器で計って 切りの良い 重量でいつも 若干金額オーバー だ。
このお菓子屋でも 前回は 10RM注文した時、切りの良い重量で金額若干オーバーだったのだが、今回は この言語の達人おばさんは、注文金額を下回る 切りの良い換算グラムにしてくれたんだ。
顧客には余計な請求をしないという おばさんの心使いサービスの一環だった。
以上