gary1212のブログ : マレーシア、イポーでの生活。

滞在期間がマレーシア以外の時も 含んでいます。

マレーシア-イポー長期滞在生活での日常での出来事を書いてます。

ブログの目的は、もっぱら自分自身用の日記です。

不特定多数の方に情報を早く正確に伝達したい というつもりでは全く書いていません。

このためローカルの友人からもらった情報で、それが不確実な情報でも 私が関心を持ったものは 書いています。

繰り返しますが 読者のみなさんへの確実/正確/迅速な情報提供をしたい と思って書いているのではありません。

それじゃ困る と思う方は どうぞ 読まないでください。

よしなに。

番外編 モルジブ 5 ( 沈みゆく国の大統領 、 ドキュメンタリー映画 )




モルジブ旅行から帰ってきてからだが、モルジブのことをもう少し知りたい と思った。



これまでは (1)いずれ 沈んでしまい消滅する珊瑚環礁の国 、(2)インド洋に浮かぶスモールな島嶼(とうしょ)の国、(3)欧米人から人気の高級リゾート地 、(4)以前は政情不安だったが今は落ち着いた国 、 という程度の認識しか なかった。



イポーに戻ってから 色々と検索してたら アップルの iTunes Storeで モルジブのドキュメンタリー映画があることを見つけた。


レンタルなら400円、購入なら2000円だったが、モルジブの美しい風景満載だろうから 繰り返し見るかもしれないと思って 購入を選択した。



その後で 分かったが、YouTube にも このドキュメンタリー映画の紹介が出ていた。



The Island President (2011), Trailer



それどころか、ドキュメンタリー映画そのものの全体も無料で YouTube にアップされているのだ、海賊版サイトなんだろうけど。



私としては 購入してしまったこともあり、海賊版でない正規のドキュメンタリー映画を観た。





知らなかった 、 この美しい珊瑚礁の海岸で 拷問が続いていたなんて。



ドキュメンタリー映画では ナシード大統領時代で終わっており 最後のスクリーンに 後書きとして 辞任した旨が記されている。



最近の状況としては 9/23の大統領選 だ。



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2008年10月29日、民主化後初の大統領選挙が行われ、モハメド・ナシードが当選(11月11日就任)。

2012年2月7日、モハメド・ナシード大統領が辞任し、モハメド・ワヒード・ハサン副大統領が、大統領に昇格する。

2015年9月28日、アブドゥラ・ヤミーン大統領暗殺未遂事件。

2018年9月23日、野党統一候補のイブラヒム・ソリが大統領選挙に勝利。新大統領は11月17日に就任予定。



モルディブ共和国大統領選挙の結果について(外務報道官談話) | 外務省

https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/page6_000194.html




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モルジブの最近の政情としては 中国派 と インド派 の対立が続いているということだが、旅行で訪れるには 問題ない状況だと思う。







( 参考)


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2016/1 のサンケイ記事


( 抜粋 )


モルディブでは08年に、30年間続いたマウムーン・ガユーム元大統領(78)による独裁政権が崩壊し、初の民主的な大統領選でナシード氏が当選した。しかし、12年のクーデターで辞任に追い込まれ、13年の大統領選に出馬したが、独裁政権一派のアブドラ・ヤミーン現大統領(56)に僅差で敗北。昨年2月に反テロ法違反の容疑で逮捕され、3月に懲役13年の有罪判決を受け収監された。


 ナシード氏から弁護の依頼を受けたアマルさんは「政治的な報復」と無罪を主張。外交戦略も駆使し米英や国連など国際社会を通じて圧力をかけ続けた。


 現政権は釈放を拒否してきたが、今月になってナシード氏がロンドンで脊髄の手術を受けるという名目で30日間の釈放と出国を認めた。アマルさんは完全な釈放を求めて交渉を続ける構えだ。現政権は出国を認める代わりに、ナシード氏の親族を「人質」とすることを要求したとも伝えられており、その手腕に期待がかかっている。



http://www.sankeibiz.jp/express/news/160123/exd1601230001001-n1.htm


楽園に民主主義を 敏腕妻圧力 A・クルーニーさん モルディブ元大統領の釈放成功



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https://www.mv.emb-japan.go.jp/files/000292713.pdf


2017年 外務省 南西アジア課


(抜粋)

ガユーム元大統領 1978年~2008年 (PPM)

ナシード元大統領2008年~2012年 (MDP)(英国亡命中)

ワヒード前大統領 2012年~2013年11月 (国民連合(NA))

ヤーミン大統領 2013年~(任期:5年間) (PPM)



●ガユーム大統領が1978年から2008年までの6期30年間,独裁的政治体制を維持し,観光立国として成長。 ガユーム体制への批判の高まりを受け,2004年以降の民主化改革の結果,2008年に民主的な憲法を制定。


●2008年の大統領選挙でモルディブ民主党(MDP)のナシード会長が新大統領に選出された。2009年の国会選挙でMDPは 過半数獲得に失敗し,政情不安定化。2012年2月ナシード大統領が辞意表明。憲法に従いワヒード副大統領が大統領に

就任したが,与野党間の衝突事案も発生,治安が一時悪化。


●2013年11月の大統領任期満了を控え,大統領選挙を実施。11月9日に第一次投票,11月16日に決戦投票を実施し,ヤーミン大統領が就任。



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https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201802280135


【経済】政情不安定なモルディブに中国資本 元大統領は「植民地化だ」と批判



(抜粋)



華やかな中国からの投資話とは裏腹に、モルディブは政情不安定に陥っている。事の発端は、最高裁判所が1日、獄中の野党政治家9人の釈放と、罷免された国会議員12人の復職を命令したが、政権交代を認めたくない大統領が、これを拒否したことにある。


ヤミーン大統領は非常事態宣言を5日に出し、治安部隊を最高裁庁舎に突入させ、大統領の異母兄で野党寄りのガユーム元大統領を拘束した。現地報道によると、拘束理由は発表されていない。


英国で亡命生活を送るナシード元大統領はツイッターで2月17日、モルディブで軍人に拘束されるジャーナリストの写真とともに「報道機関も統制され、自由主義が弾圧されている」と主張。


ナシード氏は、2008年に同国初の民主的な選挙で選ばれたが、2012年の選挙ではヤミーン氏に僅差で敗れた。以後、野党幹部の不当逮捕や拘束が起きている。


また、事態の収束にあたり、ナシード氏はインドに軍の支援を求めた。18日、インド防衛大臣とも面会し、直接要求したことをツイッターで明らかにした。


しかし、動いたのは中国軍だった。海軍艦隊が東インド洋を航行した。中国情報サイト新浪網18日付によると、艦隊の構成は中国人民解放軍海軍の052C/D型駆逐艦「中華神盾(イージス)」1隻、054A型ミサイル・フリゲートなど主力戦艦7隻、3万トン級の071型輸送揚陸艦1隻、2万トン級の補給艦3隻。


報道は、「インド海軍との差は大きくない」と強調するいっぽう、混迷続くモルディブとの関連性や、同艦隊がいつ配備され、いつまで展開するかについては触れていない。


ナシード元大統領は1月22日、訪問先のスリランカで開いた記者会見で、政情不安定なモルディブの土地を「中国が土地を収奪し、主権を傷つけている」と非難した。同氏によると、少なくとも16の島を中国の関係者が賃借し、港湾開発やインフラ整備が行われている。


ナシード氏は「外国からの直接投資に対しても反対はしていない。しかし、自国の主権の放棄には反対する」と強調した。中国共産党政府の影響力拡大について「植民地主義であり、許されない」と批判した。



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https://www.epochtimes.jp/2018/02/31532.html


中国色が濃くなる「インドの裏庭」手をこまねくニューデリー


(抜粋)


亡命中のナシード元大統領によると、少なくともモルディブ港建造含め3件の中国融資プロジェクトが、モルディブの対外債務の80%を占めると述べた。


中国政府から返済困難な融資を受け、その担保として、モルディブ港は中国国有企業に貸し出された。採算の合わない融資計画は「債務トラップ」とも悪名高い、インド南部スリランカのハンバントタ港の建造と共通点がある。いずれも、中国海洋交通路戦略である「真珠の首飾り」や、先に上げた一帯一路において、インド洋の要所となる港だ。



期待されるも介入にしり込みするインド


ナシード氏ら野党指導者らは、モルディブの主権が脅かされているとして、長期にわたり外交関係を保つインドに対して、現ヤミード政権による政治家、報道関係者ら拘束された人々の解放などに向け、軍の支援を再三呼び掛けている。


一部の専門家は、中国の影響力が強まるなか、モルディブの危機は、インドと中国の間の摩擦を引き起こす恐れがあると警告する。2月14日、米紙ニューヨークタイムスは、ニューデリー拠点の防衛研究分析研究所アナン・クマール氏の分析を伝えた。


同氏によると、インド政府は紛争回避の姿勢に立ちたいものの、2012年以降のナシード政権では、親インドから親中に移行し、インドの影響力が低下しており、対応に苦慮しているという。


「中国はすでにモルディブの経済、政治、軍事的利益に深く根を下ろしている。インドにとって(中国モルディブに割り入るような)互恵的な関係は成り立たないだろう」と述べた。クマール氏は、南シナ海の島嶼の軍事化を例に挙げて、「モルディブは中国の拡張主義が進んでいる中の1ステージに過ぎない」と警告した。


インド中央政府は、裏庭であるインド洋諸国の政情混迷への助け舟を出すことにしり込みしている。インド安全保障当局にも勤めたアジア外交に詳しいラジャスウェリ・パレイ・ラジャゴパラン氏は、外交分析メディア「ディプロマット」にて、ニューデリーの躊躇が続けば、東南アジアの群島諸国は成す術はないとみて、さらに中国依存が深まっていくとの懸念を示した。



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https://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/180925/wor18092519010019-n1.html?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link


モルディブ以外もマレーシア、スリランカ…親中政権、敗北続く:イザ!

2018.9.25 19:01



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以上 (11/12 記)