MM2H プログラム 見直しに ( 10年更新にも影響するか? 、 特殊スキームの検討 )
"MOTAC also hopes that all related parties can support the government's intention to improve the MM2H Programme so that the revised version will be comparable with other similar programmes internationally."
これは一体どう解釈すれば良いのだろうか?
現行のMM2Hプログラムは世界でも珍しく「緩やかな内容の長期滞在ビザ」なのだが、見直し作業後は 世界の他の類似ビザ(長期滞在ビザ: other similar programmes internationally )と同じレベル (comparable: 比較できる/比較可能な) にする という 趣旨に読める。
MM2Hの新規取得だけでなく、MM2Hビザ既存保有者の10年経過時の 「更新」についても 影響が出るととても困るなぁ。
"MM2H programme will be reviewed based on the criteria, conditions, incentives as well as comparative study to equivalent MM2H Programme, such as Citizenship by Investment (CBI) or Residence by Investment (RBI).
確か マレーシアの永住権取得のためには 「5年(州によっては10 年?)以上の居住実績 + 2ミリオン米ドルの銀行預金(一定期間後に 引き出し可能)が必要」 だったように思うが、 「MM2Hの更新を繰り返す行為 = 永住権に類似 (抜け穴) 」 と見直し作業で判断される と 厄介なことになりそうだ。
2ミリオン米ドル となると 日本円換算で 2億円を超える。
MM2Hの10 年更新時には、同レベル(comparable)の金額を銀行預金すること、 なんてことになったら、一大事だ。
そんなキャッシュを用意できる人はよほどの金持ちだけだ。
じゃあ 金持ちでない人はどうすればいいか を ちょっと考えてみた。
日本の銀行で 他行預金担保条件にて2億円借りて マレーシアの銀行に預金し、 永住権取得(or MM2Hビザ10 年更新)できたら 一体期間経過後に引き出して 日本の銀行に返済する という方法があるかも知れない。
でも、一定期間(5年?)の間の 為替リスクを考えると 現実的でない。
そもそも 日本の銀行に行って 「マレーシアの銀行に預金をするので その預金を担保に2億円を貸して欲しい」 と相談しても、 そんな外国の銀行預金を担保にするなんて面倒なことを日本の銀行がやってくれるとも思えない。
銀行サイドに立てば 外国の他行預金なんて 代位弁済に関して カントリーリスクもあるし信用リスクもあるし、おまけに為替リスクだってあるから そんな相談をしても門前払いだろうなぁ。。
(参考)
「マレーシアの永住権」でネット検索した情報だが 内容の正確性/信頼性の検証(マレーシア政府のWEBサイトでのチェックなど) はしていない。


( 蛇足: 特殊スキーム )
上記の参考情報には 明記されていないが 別の検索結果では 銀行預金US$2Mは米ドル以外の通貨でも良い と書いてあった。
もしもそうならば 日本の大手銀行とそのマレーシア子銀行(国内のみ?orラブアンも?)を使って 実質的な歩積み両建て方式 (親銀行で円を借りて 子銀行に外貨円預金をする) というスキームはありうる。
銀行サイドの立場になって考えるに 為替リスクも信用リスクも回避できるからだ。( 円で借りて円で預金し、その円で返済するから借り手にとっては為替リスクゼロ。銀行にとってもグループで見れば 円ローンについて円担保をとっているので 信用リスクも為替リスクもゼロ。)
でも 一定期間引き出し禁止条項 のために担保定期(担保権者:政府)の形式にする必要があると、親銀行は 更に その担保定期に 二重担保設定(後順位)することになる。
いくらグループ銀行間だからと言っても そんな異例取引の行内手続きは面倒で嫌だ、と銀行サイドは考えるかも知れない。。。
あるいは マネロンチェック手続きなどで 資金使徒(スキーム概要)を知って、このような取引に加担するのは (違法じゃないものの) コンプライアンス上 問題あるとして 「お断りします」 と言ってくるかも知れない。。。。
以上 (8/4記)