インドネシアとマレーシアはもともとは同種の人種系統で　民族的にも言語的にも同じだろうと思っている。

もちろんマレーシアにも　(1)半島サイドには　多数派のマレー系　のほか　オランアスリという少数派の土着の人々(複数種族)もいるし、(2) ボルネオ島では　マレー系は多数派じゃなくて　ボルネオ固有の原住民系(複数種族)が多数派　として住んでいるので　マレーシアとインドネシアは共通の単一種族/単一民族　に属するとは言えない。

でも、おおよそのところは　同じ地域に属すると考えても良いと思っている。

言語もマレーシア語とインドネシア語は方言の違い程度であり、おそらく沖縄弁と東北弁の違いよりもずっと差異は小さいように思う。

それに両国とも　イスラム文化圏だ。

気候や土壌からの収穫物も類似しているだろうから人々の行動様式も似ているだろう。

たまたま　宗主国が英国とオランダに分かれていたということで　同じ地域圏/文化圏　が人為的な国境により分断されて　マレーシアとインドネシアに分かれた　と理解しておいて良い。　

つまりマレーシアのことが分かればインドネシアのこともおおよそ一緒だろう　と思っていたので、マレーシアの歴史については　興味を持って　色々と調べたことがあるが　インドネシアについては　ほとんど調べたり　関連記事を読んだことはなかった。

でも　最近　インドネシアの研究も少し始めてみた。

研究と言っても　インドネシア関係の新聞記事を読む　という程度だが、以前は　全く読まなかったので　私にとっては新たな研究対象ということになる。

1)  バリ島　

イスラム教ではない　ことは知っていたが、新型コロナ感染騒ぎでも　バリ島は　他のインドネシア地域とはずいぶんと異なる状況だった　と知った。

隠れた安全地帯　なのだ。

2)  パプア人問題

'Papuan Lives Matter'
The resource-rich provinces of Papua and West Papua came under Indonesian rule after a controversial 1969 referendum sanctioned by the United Nations - a process that was viewed as rigged by many native Papuans.

A low-level separatist rebellion has simmered ever since in the former Dutch colony - which shares New Guinea island with the independent nation of Papua New Guinea.

The majority of Papuans are Christian and ethnic Melanesian with few cultural ties to the rest of Muslim-majority Indonesia.

The tensions spilled over in August 2019, with several areas in West Papua erupting into fiery protests that left several dead, prompting the government of President Joko Widodo to deploy thousands of military troops to the area. The final death toll in the months-long unrest remains unknown.

パプア人なんて　パプアニューギニアにしか住んでいないだろう　と思っていたが　そうじゃないんだ。

そう言えばインドネシアとパプアニューギニアの国境線がとても自然が設けた線形じゃないので　なんだが変だ　とは思っていた。

パプア人の大半はキリスト教徒　だなんてことも初めて知った。

以前に書いた「パプアニューギニア」シリーズを　もう一度　読み返してみよう。

以上　(6/17記)