中国のマカオに潜伏している強い証左がある、とマレーシアの警察高官がブルーンバーグ社に伝えた。

"Strong indication that he is there - full stop," Inspector-General of Police Abdul Hamid Bador said in a text message to Bloomberg.

マレーシアとしては中国政府にジョーローの引き渡し交渉をしたが中国側は非協力で引き渡し交渉は失敗した　という警察高官の談話があったこともUtusanマレーシア新聞では伝えている。

Malaysian national police chief Abdul Hamid Bador was reported by newspaper Utusan Malaysia as saying that Low was hiding in Macau and that attempts to extradite him had failed as the Chinese authorities "appeared insincere" in their efforts to cooperate.

これに対して　中国政府からは　直ぐに　「中国政府が外国人犯罪者を匿うことはあり得ない」と全面否定のコメントが出た。

武漢に潜伏していたがその後の足取りは不明、という記事が以前に出ていたが、一体どこに消えてしまったのか。

日本では　許永中が逃亡して　長く所在不明だった時　裏社会の関係者によって既に殺されているらしい　という噂が立ったことがある。

ジョーローの場合には　まだ　そう言った噂は出ていない。

アルジャジーラは、以前、マレーシアでのモンゴル女性通訳兼モデルの爆殺事件を取り上げたが　その特集番組(ドキュメンタリー)をマレーシア国内で放映したアストロが罰金になった。

5年前の放映に対して　今になって　罰金だ。

罪状は次のとおりだ。

The news portal cited the MCMC as saying it fined the satellite television provider as its investigations concluded the content of the document to be indecent and the firm to be in violation of Section 211 of the Communications and Multimedia Act 1998.

Section 211 handles “provision of offensive content”, which prohibits content that is “indecent, obscene, false, menacing, or offensive in character with intent to annoy, abuse, threaten or harass any person”.

こういう法律で　番組制作も番組放映も縛ってくるとなると　マレーシア国内のマスメディアにとっての制約は大きい。

Al Jazeera was criticised by the Perikatan Nasional government over its July 3 documentary Locked up in Malaysia’s Lockdown.

Locked up in Malaysia’s Lockdown　というタイトルのドキュメンタリー番組以降、マレーシア政府とアルジャジーラの対立が激化しているが、アルジャジーラには　ジョーローの逃亡劇に関するドキュメンタリー番組を期待したい。

以上　(7/30記)