マレーシアのフィリピンキャバレー ( ラブアン島 今昔物語 )
( 写真は 本ブログ記事のフィリピンキャバレーとは関係ありません。)
Illegal entertainment outlet workers nabbed in Labuan - Nation | The Star Online
イリーガルなエンターテイメント (Illegal entertainment outlet) って 風俗店のことだろう とは直ぐに想像がつく。
でもラブアンにそんなところがあるなんて知らなかった。
ラブアンは オフショアファイナンシャルセンターだ。
外国人金融マンをターゲットにしているフィリピンキャバレーなんだろうか。
20年ほど前に ラブアンに行ったことがある。
その時は そんな風俗店など、ふ の字のかけらもなかった。
日本の銀行も オフショアファイナンシャルセンターに支店を出していた。
駐在員の人は、この辺鄙な島に赴任してきて 何も娯楽施設がないので、 ロビンソンクルーソ の漂流記を真似て ラブアン漂流記を書いている と言っていた。
それが 20年も経つと フィリピンキャバレーができるほどの島に発展するんだなぁ。
ココス島を題材にした 鶴見良行 の ココス島奇譚 を読んだ。
読者のコメントには こんなことが書いてある。
「事実は小説より奇なりといいますが、とても不思議な作品で、考えさせられます。
鶴見良行という人は、どんなに色々なことを考えていたのかと思います。」
確かに 不思議な作品といえば そうだ。
鶴見良行 と言う人は 柳田國男のような民族学者だったように思う、ただし 舞台は東南アジアだが。
鶴見良行が ラブアン島を訪問していれば どんな本を書いただろうか。
何もなかった小さな島にフィリピンキャバレーができるまでを 年月を追って どういう過程を経て という形で綿密に 考証する 内容の本になったのだろうか。
以上 (11/12 記)