gary1212のブログ : マレーシア、イポーでの生活。

滞在期間がマレーシア以外の時も 含んでいます。

マレーシア-イポー長期滞在生活での日常での出来事を書いてます。

ブログの目的は、もっぱら自分自身用の日記です。

不特定多数の方に情報を早く正確に伝達したい というつもりでは全く書いていません。

このためローカルの友人からもらった情報で、それが不確実な情報でも 私が関心を持ったものは 書いています。

繰り返しますが 読者のみなさんへの確実/正確/迅速な情報提供をしたい と思って書いているのではありません。

それじゃ困る と思う方は どうぞ 読まないでください。

よしなに。

日本のニュース ( こんなことまで記事にしているなんて 、 ハイテク緊急警報体制 )




愛知県の地方都市Gamagori(蒲郡)のスーパーで ふぐ肝を販売して 、食べると 毒死する可能性もある注意せよ と町中で警報が鳴り渡り、大急ぎで回収にあたっている という事件が マレーシアの新聞にも取り上げられていた。



Deadly fugu fish flub prompts Japan emergency warning | New Straits Times | Malaysia General Business Sports and Lifestyle News


https://www.nst.com.my/world/2018/01/325581/deadly-fugu-fish-flub-prompts-japan-emergency-warning




日本の一地方都市の出来事であり、しかも「ふぐ」なんてマレーシアの食卓には無関係の魚なのに マレーシアで新聞記事になっているのだ。


販売されたふぐ肝のパッケージは5つで 既に3つは回収され、残り2つ の所在確認を急いでいる 、とか そもそも ふぐ という魚は 高級魚で ふぐ刺し とか ふぐ鍋 として 日本では 冬のデリシャスな料理になる魚だ、という解説までついている。



Fugu is one of Japan’s most expensive winter delicacies, and is often served in thin slices of sashimi or hot pot.



なぜ こんな マレーシアの庶民に影響度合いゼロの題材まで わざわざ 新聞記事にするのだろう、と不思議なのだ。


マレーシアという国は どんな些細なことでも よほど 日本のことに関心があるんだろうか。



もちろん マレーシア新聞社の独自取材ではなく、3大通信社のひとつであるAFPの提供記事なのだが、やはりそれを記事として取り上げる価値があると判断したのは マレーシアの新聞社自身だ。



AFPだって、日本のマスメディアが取り上げた記事を 援用したり、場合によっては 事後的に追加取材するか 、なのだろうが、この出来事に関しては AFPが独自取材したと思われる箇所は 次のとおりだ。



“We are calling for residents to avoid eating fugu, using Gamagori city’s emergency wireless system,” which broadcasts over loudspeakers located around the city, he told AFP.



要するに この部分に AFPは 記事にする価値あり、と考えて、世界中の新聞社各社に配信し、このマレーシアの新聞社も 記事として 掲載した ということじゃないだろうか。



すなわち 日本では 一地方都市に過ぎない田舎の街でも 無線緊急警報体制が確立して、住民の安全確保のために運用されている ところを伝えたかった 、つまり 日本という国は ハイテクの 大先進国である という事例紹介の記事じゃなかろうか。



確かに 蒲郡市のような都市だけでなく、もっと山村の中の なんとか村 という田舎に行っても 村役場の放送スピーカーは村中に聞こえるように各所に設置してあり、お知らせ放送が鳴り響くシステムが確立されている。



英語では city’s emergency wireless system となり、ハイテクの感じがするのだが、まぁ 実物を見ればそんなものじゃないことに気づくだろうし、マレーシアだって、ムスリムモスクの大音量スピーカーがあるので、いざとなれば、これを利用すれば、立派な 緊急警報体制として運用できるのだ。




ふぐ毒 の話だが、以前 実に アホウ な記事があったなぁ。 有名な歌舞伎役者だったと思うのだが、もしかしたら 落語家か 漫才師だったかもしれない。


その人、ふぐ刺しが好物で しかも 肝に含まれているふぐ毒が ピリピリと舌に痺れるところを楽しむのが、「つう」 なのだ、と言って、常日頃、アホウな自慢をしていたらしい。


そして その有名人は とうとう ふぐ毒にあたって 死んでしまった という記事だった。





なお、次のフォローアップ記事には、食べてしまった人がいるが、 健康被害はない と書いてある。でも 食べ続けると そのうち、死ぬだろうなぁ。


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経営者の男性は取材に「長年、肝も売っていた」と認めた。また、県に対しては「フグの販売はやめる」と話した。県によると、販売が発覚したのはヨリトフグの切り身。この冬は、15日に5パック、それ以前に少なくとも3パックが売られた。6パックは県や店に回収された。残り2パックは、購入者2人から「食べた」との連絡が店にあった。健康被害はないという。過去の販売期間や量は分からない。


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以上 (1/16記)