じゃんけん ( 中国語なの? )
イポーには華人が多い。
イポーの華人の多くは中国大陸南方部からの移民系列なので、話す言葉も 福建語、広東語 が多い。 (そのほかにも海南語、潮州語、客家語もあるようだ。)
車をバックで駐車しようと サイドバックミラーを見ながら 後ろに ゆっくりパーキングスペース内に進めていたら、「 ライ ライ」と言う声がした。
見たら おじさんが ご親切に 誘導の声をかけてくれていた。
ライ ライ は 来 来 のことだろう、もう少し後ろまで下がっていいよ と誘導してくれたのだ と分かった。
レストランやホーカーで 麻婆豆腐 を頼むときは 「 マーボートーフ 」で通じる。
今日のお昼は、近くのホーカーで 麻婆板麺(パンミー)を食べた。
パンミーなので、きしめんと同じ形状だ。
そのパンミーを食べながら、なぜか 山本山本店の味噌煮込みを思い出した。
麻婆パンミー なので、パンミーに麻婆豆腐がかけてあるのかな、と思って注文したのだが、豆腐は入っていなかった。
普通のパンミーよりも 香辛料が効いて スープの色も赤茶で 辛い。
山本山本店の味噌煮込みの麺は きしめんじゃないのだが、パンミーを食べながら、「 山本山と同じような こしのある麺だなぁ、 クエティアオ もいいけど、たまには パンミー もいいな、 」なんて思いながら、美味しくいただいた。
山本山本店で かしわ 卵 入り を食べると 1500円くらいする。 でも この麻婆パンミーは 5.5リンギ(約150円)だ。 かしわ も 卵も入っていないけど、とにかく 安いのだ。
食べ終わって、ぼんやり 外の景色を眺めていたら 、離れたテーブルで 幼稚園児くらいの子供二人が 手で何かの遊びを繰り返していた。
手の動きを見ると どうやら じゃんけん遊びをしている様子だ。
そうか、華人の子供も 日本の子供と同じように じゃんけん遊びをするんだなぁ と思って、帰り際に そのテーブルの横を通った。
驚いた、 掛け声も 「じゃんけん」と聞こえるのだ。
思わず立ち止まり、もう一度 耳を向けると、やはり 「じゃんけん」という掛け声に聞こえる。
もちろん 「 最初はグー 」 の部分はない。
じゃんけん って中国語だったのか?
帰宅して調べてみた。
両拳(りゃんけん) が語源だ とする説とか、他にも 色々な説が書いてあった。
日本語 の 漢字の読み方には 音読み と訓読み があり、音読みは 漢音 と 呉音 に分かれる と昔 習った。
呉音 っていうのは 福建語とか広東語の発音のことなんだろうか?
以上 (10/18 記)