gary1212のブログ : マレーシア、イポーでの生活。

滞在期間がマレーシア以外の時も 含んでいます。

マレーシア-イポー長期滞在生活での日常での出来事を書いてます。

ブログの目的は、もっぱら自分自身用の日記です。

不特定多数の方に情報を早く正確に伝達したい というつもりでは全く書いていません。

このためローカルの友人からもらった情報で、それが不確実な情報でも 私が関心を持ったものは 書いています。

繰り返しますが 読者のみなさんへの確実/正確/迅速な情報提供をしたい と思って書いているのではありません。

それじゃ困る と思う方は どうぞ 読まないでください。

よしなに。

ネパール人守衛を殴打 ( 外国人労働者の雇用環境 )


日本では 昔 女工哀史 って言葉があった。


マレーシアでは 現代でも 外国人労働者哀史 のようだ。



アルジャジーラがドキュメンタリーで 「MCO下における外国人労働者に関する差別問題」 を取り上げ、その後、このドキュメンタリー内容を不愉快に感じたのであろう、憮然としたマレーシア政府が インタビューに登場したパキスタン人を国外追放したりアルジャジーラ記者を取り調べたり と騒ぎになっている。




そんな中、今度は ネパール人守衛が殴打されているビデオがソーシャルメディアで流れている。


やはり マレーシアでは 外国人労働者を人間扱いをしていない  という事例が蔓延している という印象を与えてしまう。


それを懸念した当局(警察)は 早速 容疑者を割り出した。



そして 被害にあったネパール人守衛に名乗り出るように 促している。


( 容疑者を尋問すれば 被害者は特定できるはずだが。。。?)



どうやら ネパール人守衛を管理する立場にあるインド系マレーシア人が 殴打していたようだ。
 ( 当初は パキスタン人が殴打していた とコメントしていたが マレーシア人と判明してしまった。)



ネパール人守衛としては 上司から殴られても棒で激しく何度も打たれても 抵抗するわけにはいかず、それどころか、警察が上司を逮捕した後でも 私が被害者です と名乗り出ると 首になってしまうことを恐れているのだろう。



ゴム園、パームオイルプランテーション などの農業分野で働く外国人労働者だけでなくな、セキュリティガードの職種も 実は 酷い差別環境にある と記事は伝えている。



ネパール人守衛は ネパール本国では 以前はグルカ兵として軍隊経験のある人が多く、規律も良いとマレーシアでは評判のはずだが、それでも マレーシアでは安い賃金と良好とは言えない住居環境しか与えられない ようだ。





私の済むリゾート地区も守衛は ネパール人達だ。


でも 彼らにどんな集合住居が与えられ、どれほどの賃金なのかは 知らない。


知ったところで 私にできることはないから 聞くこともしないが、少なくとも このリゾート地区では あんなビデオで出てくるような 殴打事例は皆無だ と思っている。



セキュリティゲートを通るたび、彼らは きちんと敬礼し、挨拶するし、住宅街内巡回の時も充分にあたりを見廻して巡回している。


私も自宅前のパーキングロットに駐車した自家用車のスモールランプの消し忘れを 巡回中のセキュリティガードマンに教えてもらったことがある。


以前 ネパール人ガードマンの1人がこんなこと言っていたのを思い出した。「ここのセキュリティガードの仕事はとても良いので 何度でも戻ってきて 仕事したいが、任期制限があり、できないのが残念だ」。



本国に比べれば、 賃金レベルはずっと高額なんだろう、多分。




殴打のビデオシーンを見たが 確かに 酷い。 やり過ぎだ。 





以上 (8/2記)



(追記)




ネパール人守衛を殴打したのは 同じネパール人だった。


4か月の懲役になった。


殴打した人物について、当初は パキスタン人、そのあと インド系マレー人 と報道されていた。



Initially, there were conflicting claims about the supervisor's nationality with Wangsa Maju police chief Superintendent Rajab Ahad Ismail saying he is a Pakistani national and another former security guard saying he is a Malaysian Indian, the man was later revealed to be a Nepali national.



以上 (8/12記)