マハティールの次の一手は　3月9日に開催が予定されている国会で　臨時セッションを開いて　ムヒディン新首相(あるいは新内閣？)について信任投票にかける(あるいは不信任動議にかける)ことで　マハティールかムヒディンか　どちらが過半数を制しているか　ハッキリさせよう　という戦略だった。

これに対し　ムヒディンは　国会開催の延期という作戦に出た。

次の国会の開催は　5月18 日に延期するとしたのだ。

新聞記事によると国会議長はこんな説明をしている。

However, with a Cabinet yet to be appointed, there would be no legislative agenda for the March 9 to April 16 sitting earlier planned by the previous government.

この英文を読んでも、どうもよくわからないのだが、「まだムディヒン新首相による内閣組成がなされていないし、また前政権下でも通常国会開催期間である3/9から4/16までの期間に審議を予定していた立法に関する議題はないところから、国会を3月9日に開催する必要はなく　次の通常国会期間まで延期することになった」、という意味合いらしい。(注)

(注) The new dates for Parliament to meet for the first time this year are May 18, in the final week of the Muslim fasting month of Ramadan, to June 23, with a week-long break for the Aidilfitri celebration at the end of the month.
A second session follows from July 27 to August 27, and a final period stretching from Sep 28 to Nov 26, with Budget 2021 to be tabled on Oct 2.

まぁ　なんだかわからないが　とにかくムヒディンの巻き返し策としては　国会開催を延期して　その間に多数派工作を進めよう　ということだ。

一体どうなることやら。

政治の混沌が続くと外資もマレーシアへの投資を控えるとか　資金を引き上げてしまうとか　で　リンギの下落になるんじゃないかなぁ。。。

日本はコロナウイルス騒ぎで円安に、マレーシアは政治不安定でリンギ安に、となれば　結局　リンギの円レートは大きな変化なし　？？

以上　(3/4 記)