gary1212のブログ : マレーシア、イポーでの生活。

滞在期間がマレーシア以外の時も 含んでいます。

マレーシア-イポー長期滞在生活での日常での出来事を書いてます。

ブログの目的は、もっぱら自分自身用の日記です。

不特定多数の方に情報を早く正確に伝達したい というつもりでは全く書いていません。

このためローカルの友人からもらった情報で、それが不確実な情報でも 私が関心を持ったものは 書いています。

繰り返しますが 読者のみなさんへの確実/正確/迅速な情報提供をしたい と思って書いているのではありません。

それじゃ困る と思う方は どうぞ 読まないでください。

よしなに。

偽造紙幣の見分け方 : Banknote vs Banker's Cheque ( Casher's Cheque ) #2

Banker's Cheque ( Casher's Cheque ) を利用することになった経緯は 8/23 のブログ 「 Banker's Cheque ( Casher's Cheque ) #1 」 に書いたとおりだ。


でも普通 MM2Hホルダーは、そんな Cheque を利用 (支払い/受け取り) することは あまり ない だろう。


現金やクレジットカードで 充分だからだ。



他方、Banknote (紙幣) のほうは MM2Hも日常生活で、しょっちゅう お世話になっているのだ。


それでも 100RM という高額紙幣については あまり お世話になる機会がない。


日常生活での顔なじみは10RM紙幣であり、上のほうでも、せいぜい 50RM 紙幣 までだ。





Banknote に関する新聞記事があった。


Counterfeit Malaysian banknotes are of low quality: BNM


http://thestar.com.my/news/regional/2017/09/04/monkey-steals-eggs-scratches-child-in-singapore-housing-estate/



Counterfeit Banknote とは 偽造紙幣 つまり 偽札 のことだが、「 マレーシア中央銀行の発表では、マレーシアの偽札は精巧じゃない 、ちょっと注意すれば 偽札だと分かる低レベルのものばかりだ」 という記事だ。




でも 記事では 次のようにも述べている。 思慮深いコメントなのだ。



"Contrary to a recent media report, BNM and the police have not detected high quality counterfeit banknotes, printed using paper resembling actual banknote paper and state-of-the-art banknote printing techniques," it added.


要するに マレーシア中央銀行の発表では 「 現在出回っているのは稚拙な偽札ばかりなので、皆さん お札を受け取った場合、ちょっとばかり注意してチェックしてみてね、手触りなどで 偽札かどうか直ぐに分かるからね」 ということだが、実は精巧な偽札が出回っているのかも知れない、マレーシア中央銀行も警察も 精巧な偽札に関しては それを見破るノウハウがないからねぇ〜、と、暗に指摘しているのだ。



この記事では どの紙幣に偽札が多いか は書かれていないので 詳細は不明だが、通常は 偽札造り は高額紙幣を印刷するだろう。ということは もし仮に、精巧な偽札が出回っているとしたら それは 100RM 紙幣だろう。



北朝鮮は 国家事業として 米国ドルの偽札 製造も行っている という話がwebを見ると出ている。



それなら、北朝鮮製の精巧な100RM 紙幣 だってあり得るかも。





仮に 何らか高額の支払いが必要になったとしよう。


クレジットカード払いは受け付けてくれない相手の場合、自分の銀行口座から相手の銀行口座に振り込み送金するか、銀行で現金引き出しをして相手に渡すことになる。




MM2Hの場合、マネーロンダリング対策の関係だと思うのだが、外国人だと言うことで 銀行振り込み送金を扱ってくれない可能性がある(注)。


(注) Maybank では 取扱してくれなかった。他行のケースは不明。



となると、多額の現金引き出しとなり、事前に銀行に連絡して、準備しておいてもらうことになる。


銀行は高額紙幣で準備するだろう。



高額紙幣の札束には偽札が混じっているかも知れない と心配になり、また 銀行を出た途端に強盗に札束を奪われるんじゃないかと不安になる というのは 精神衛生上、極めてよろしくない。


手数料がかかっても Banker's Cheque を使うべきなのだ。




なお、高額紙幣を受け取ってしまった場合には、単に手触り感だけで判断するのじゃなく、次の点について チェックするようにとマレーシア中央銀行ではアドバイスしている。



"Paper banknotes are textured and polymer banknotes are made of special plastic. Both paper and polymer banknotes have a raised print effect on the portrait of the first Yang di-Pertuan Agong and texts," BNM said.

( お札には ペーパー紙幣と ポリマー紙幣 の両種類があるが、いずれも 初代アゴン(国王)の肖像画が盛り上がり効果のある印刷になっている )


It also advised members of the public to look at the banknote under a white light background and observe the three-dimensional portrait watermark, perfect see through register and clear window that will be visible. – Bernama

( 白色光を背景にして紙幣をかざして見ると3次元透かしでの肖像画が透明な窓枠部分を通して見える )






そう言えば 数日前 ATMから現金を 引き出した。


いつもは 50RM紙幣が出てくるのだが、今回は 全て 100RM 紙幣だった。


早速、財布に残っている100RM 紙幣をチェックしてみた。



チェックポイントをつぶさに見てみた。


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1) 初代アゴン(国王)の肖像画が盛り上がり効果のある印刷 : 確かに王様を感じさせる立派なお顔が印刷されていた。でも分からないのだ。リンカーンとか聖徳太子/伊藤博文/福沢諭吉の顔なら馴染み深いが 現在のマレー国王のご尊顔さへ 私は知らないのだ。ましてや 初代アゴンの顔と言われても ねぇ〜。 でも 紙幣の顔は、なかなかもってして、風格のある顔なのでオッケーとしよう。


2) raised print effect on the portrait って 「盛り上がり効果のある印刷」 という意味だ と思うのだが、あまり 盛り上がっているようには見えない のだ。 ちょっと 心配になって来たが、まぁ 若干は、盛り上がり と言えば 言えそうなので オッケーとしよう。


3) 白色光を背景にして紙幣をかざしてみた。すると 透かしでの肖像画が浮かび上がった。でも3次元なのかなぁ? 2.5次元くらいの感じなんだけどねぇ。 まぁ 2.5次元でもいいじゃないか。


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問題は 次のチェックポイントだった。


4) 「 白色光を背景にして紙幣をかざして見ると3次元透かしでの肖像画が透明な窓枠部分を通して見える 」



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a) perfect see through register and clear window that will be visible. って 「 (透かし部分をかざせば) 登録された そして クリアな 窓 が 見えて来るので それを通して、完全に (透かし肖像画が) 見える 」 という意味だと思うのだが、違うんだろうか?


b) 「登録された/ クリアな窓 」らしきものは見当たらないのだ。 一体 何のことだろう。 偽札なんだろうか、英語表現が不正確なんだろうか、それとも 私の英語力不足なんだろうか。


c) もう一度 じっくり 眺めてみた。 すると 王様の透かし肖像画の背後に楕円形窓のようなものが一部浮かび上がっているのに気づいた。 これのことなんだろうか、through register and clear window って?。


d) 英語表現では through となっているが、どう見ても、窓 は 王様の背後にあるように見えるのだ。


e) それに register って なんだろうか。 clear って 透明な とか ハッキリした という意味だ と思うのだが、違うんだろうか? 肖像画の背後に見える楕円形窓はガラス窓のようだが、丸い形の模様が沢山 はいった ガラスに見えるんだけどなぁ〜〜??


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結論 : 偽札紙幣の見分け方は とても難しい 。






以上 (9/5記)