ゴールドマンサックス (2) ( やはり 金融界の大物をターゲットに )
以前のブログ(下記)に書いたとおりの方向性だ。
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https://gary1212.muragon.com/entry/546.html
米国司法省(DoJ)はジョーローと司法取引をするんじゃないか とマレーシア当局は警戒 、 DoJは ゴールドマンサックスもターゲットか。
2018/09/25 17:19
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DoJとしても (ジョーローとの司法取引の可能性は不明だが) 金融界大物のゴールドマンサックスをターゲットにする方が 気合いが入るのだ。
マハティールも ゴールドマンサックスに関するコメントを出して、コミッションの返還を迫っている。
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( 日経記事 )
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37731790U8A111C1000000/?n_cid=NMAIL007
マレーシア首相「ゴールドマンにだまされた」1MDBで
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マレーシアの新聞は 最近では 連日のように ゴールドマンサックス関連の記事を取り上げている。
以前( つまりナジブ 政権時)より 1MDBの発行した債券で ゴールドマンサックスの得たコミッションは法外だ、何か裏があるのじゃないかという論調での記事がマレーシアでも 出たり引っ込んだりしていたが、 マハティール政権になった現在では 完全に記事解禁と言った雰囲気だ。
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https://www.thestar.com.my/news/nation/2018/11/07/goldman-sachs-staring-at-significant-penalties/
Goldman Sachs staring at ‘significant penalties’
Goldman Sachs CEO: I feel horrible ex-bankers broke law in 1MDB case
Ex-Goldman banker Ng said to fight US extradition over 1MDB
Goldman’s Blankfein said to have attended 2009 1MDB meeting
Goldman’s Blankfein said to have attended 2009 1MDB meeting
Roger Ng arrested, Leissner pleads guilty
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日本のマスメディア記事も (マレーシアほどではないが)、最近幾度か、 ゴールドマンサックス関連を取り上げている。
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[FT]ゴールドマン前CEO、1MDBの不正に関与か
東南アジア 北米 FT
2018/11/9 12:13日本経済新聞 電子版
(抜粋)
マレーシアの政府系ファンド「1MDB」の疑惑に関する裁判所の書類で、その中心人物と2009年に会ったとされている米金融大手ゴールドマン・サックスの幹部は、ロイド・ブランクファイン前最高経営責任者(CEO)であると、2人の関係者がフィナンシャル・タイムズ(FT)紙に語った。
米司法省は先週、ゴールドマンの「経営幹部」が同社社員とマレーシア人実業家ジョー・ロー氏との会合に出席していたことを明らかにした。ロー氏は、1MDBを舞台とした27億ドル(約3077億円)のマネーロンダリング(資金洗浄)と贈賄に関与した罪で起訴されている。裁判所の書類は経営幹部の名を明らかにしていなかった。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37648580S8A111C1FF2000/?n_cid=NMAIL007
マレーシア汚職 米、ゴールドマン元行員を起訴
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今回のゴールドマンサックス騒動があっても おそらく 他の金融機関全般への影響は ないに等しいか あっても極めて少ないだろう と私は予測する。
理由は ゴールドマンサックスは Deposit Taking Financial Institution ではないからだ。
ゴールドマンサックスは インベストメントバンク (投資銀行) として 有名だが、インベストメントバンクというのは 預金を預かり 貸し出しに回して信用創造をすると言ったコマーシャルバンキング機能は有していない。
つまり バンクとは言っても 我々 日本人が思い浮かべる「 銀行 」じゃないのだ。
以上 (11/14 記)