gary1212のブログ : マレーシア、イポーでの生活。

滞在期間がマレーシア以外の時も 含んでいます。

マレーシア-イポー長期滞在生活での日常での出来事を書いてます。

ブログの目的は、もっぱら自分自身用の日記です。

不特定多数の方に情報を早く正確に伝達したい というつもりでは全く書いていません。

このためローカルの友人からもらった情報で、それが不確実な情報でも 私が関心を持ったものは 書いています。

繰り返しますが 読者のみなさんへの確実/正確/迅速な情報提供をしたい と思って書いているのではありません。

それじゃ困る と思う方は どうぞ 読まないでください。

よしなに。

自宅で飲んでいても逮捕になるんだろうか  ( 私の推理、 連邦法と州法 )




この記事は5月2日付の記事であるが、内容は5月1日午後1時前後に起こったMCO違反逮捕事件だ。


5月1日午前11時にムヒディン首相からCMCOを5/4から適用するという発表があった。



もしCMCOになっていたら逮捕されることはなかったはずだ。



微妙なのは (1)後数日でCMCOになるとわかっていても 警察としては 家宅に踏み込んで逮捕した背景と、(2)MCOであるとしても本当に逮捕するべき事案だったのか、 という点だ。



(1) については MCO違反しているぞという通報が警察に入った以上、捜査するしかない というスタンスだったのだろう。


(2) については新聞記事からは正確な状況はわからないものの、次のセンテンスから一定の推理ができる。


Five men, who are related to each other, were drinking together at a house owned by one of their relatives in a sub-district of Tuaran, Sabah


(推理)


この5人は近所に住む親族同士(←related to each other: 近所は推理)だった。
年齢は19 歳から42歳。( ← これは事実)


親族で集まって叔父さんの家で飲もうじゃないか、ということになった。
叔父さんに言うと 「来ていいよ、ちょっとワシは外出するのでいないけど、さきにやっていていいよ」 という返事だった。
そこで叔父さんの家に行きテラスで飲み始めた。


5人も集まったので話は弾むし、午前11 時のムヒディン首相の発表もあったので、ますます話は盛り上がる。声も大きくなる。


それを煩いと思った近所の人が警察に通報した。




(検討)


以上が私の推理だが そんなに大きく外れていないと思う。


親族の関係だが、5人が全員兄弟の関係で 叔父さんの家じゃなくてお父さんの家(あるいは長兄の家)で しかも不在じゃなくて最初から参加だったら どうだろう。


家族が集まって会話することもMCO違反になるんだろうか。


会話にお酒がプラスされてもそんな大きな違いはない。




5人なので大集団じゃないし、それに親族だ。


もし全員が同一世帯だったらどうなんだろう、警察としても逮捕する理由が見つからず 通報者には 「捜査したが問題なしだった」 と答えるんだろうか。



Sabah サバ州 ということも関係しているのだろうか。


逮捕された5人は マレー系だったのか、中華系orインド系orボルネオ原住系だったのかは不明だが、近所の人がアルコールを飲まないムスリムだった可能性はある。



ムヒディン首相の発表の後、サバ州ではCMCOは適用しない と発表した。







連邦法と州の権限(州法)に関してマレーシア憲法をベースにして 「MCO→CMCO」についての考察をした興味深い記事があった。




この考察をもとに今回の逮捕事件を更に少しアレンジして もし仮にCMCOだったとして、その場合、


(1)飲食場所が自宅だったので、レストランライセンスをサバ州が取り上げるという行政措置はできない。


(2) サバ州としては 連邦法に拘束されるのは嫌だ と考え、マレーシア連邦からの離脱を検討し始める。



という展開になっていくんだろうか?



以上 (5/5記)