ロヒンギャ 問題 2 ( 日本も遠因とは! )
1) ロヒンギヤ の分布図を見てみた。
マレーシアには 15万人 いる。 隣国インドネシアの1000人に比べると、膨大な人数だ。
同じく隣国のタイには5000人だが、タイは仏教国なので、おそらく マレーシア国境に近いところにいるのだろう。
2) ロヒンギアのいるラカイン州の位置を見てみた。
偏西風に乗って マラッカ海峡を南下してくると マレーシアの ランカウイやペナンに到着する位置だ。
ラカインからは、インドネシアに流れ着く数は 極く少ないのだろうし、陸路もタイ経由でマレーシアに来ることあるが、更に海を越えてインドネシアまでは、行かないんだろう。
3) 背景を読んでみた。
対立を激化させたのは 大英帝国と大日本帝国 だった、 と知って 驚いた。
( 参考 )
「イギリスの支配は途中、3年半ほど日本に邪魔されます。日本が1942年-1945年ビルマ全土を軍事的占領したからです。(中略)問題なのは、日本とイギリスがそれぞれに宗教別に地元の人々から構成される軍を作り、戦わせたということです。(中略)両者の軍事的対立は帝国主義イギリスを倒すとか、ファシスト日本を倒すという大目的ではなく、イスラム教対仏教徒の血で血を洗う民族紛争、宗教紛争と化していきました。そして、両者の間に取り返しのつかないトラウマがこの時生じるわけです」(「『ロヒンギャー問題』の歴史的背景」根本 敬・上智大学)。
以上