gary1212のブログ : マレーシア、イポーでの生活。

滞在期間がマレーシア以外の時も 含んでいます。

マレーシア-イポー長期滞在生活での日常での出来事を書いてます。

ブログの目的は、もっぱら自分自身用の日記です。

不特定多数の方に情報を早く正確に伝達したい というつもりでは全く書いていません。

このためローカルの友人からもらった情報で、それが不確実な情報でも 私が関心を持ったものは 書いています。

繰り返しますが 読者のみなさんへの確実/正確/迅速な情報提供をしたい と思って書いているのではありません。

それじゃ困る と思う方は どうぞ 読まないでください。

よしなに。

MM2H新基準 ( 8000人の幽霊ホルダー と JB フォレストシティ )


これらは 約3年前に書いたブログだ。





そして 今日 久しぶりにフォレストシティの記事が出ていたので読んだ。




MM2H新基準(10年更新)の発表は唐突だったが、どうしても フォレストシティの住宅プロジェクトと関連があるように思えてならない。


関連というよりも 引き金 という表現の方が良いかもしれない。


唐突に思える発表にも それに至る背景が以前からあり、燻っていたモヤモヤが MM2H新基準(10年更新)として一気に噴出した、というのが私の分析だ。



In August last year, Malaysia’s government called a halt on a visa incentive programme called “Malaysia: My Second Home (MM2H)” that was originally designed to offer 10-year visas to entice property buyers to Malaysia’s equatorial lifestyle.



The project, established in the same year that Chinese President Xi Jinping kicked off the Belt and Road Initiative (BRI), is meant to be Country Garden’s biggest overseas project. The company projected 18 billion yuan (US$2.8 billion) in annual sales, or 11 per cent of Country Garden’s total revenue in 2016, pledging to invest US$100 billion over two decades into Forest City.



Country Garden shrinks its Malaysia staff as sales of Forest City’s property trickle to a stop amid Covid-19 travel bans




ジョホールのスルタンとしても MM2Hの排除は フォレストシティプロジェクトにも大きなダメージになるので 反対意見を表明した訳だ。


Country Garden owns 60 per cent of the project, while the government of Johor state in southern Malaysia owns the balance


なにしろ、プロジェクト投資持分は60%がカントリーガーデンで、残りの40%がジョホール州の持分だから、ジョホール州不動産の 「大暴落/大不況/大恐慌」 の拡大は なんとしても 回避したい のだ。



The project, located on four reclaimed islands a short drive from Singapore, is envisioned to eventually accommodate 700,000 residents in an area measuring 30 square kilometres (11.6 square miles) or eight times the size of New York’s Central Park when it is completed by 2035.


フォレストシティプロジェクトはNYセントラル・パークの8倍の広さで2035年完成時には 70万人の住民を想定している巨大プロジェクトだ。



China’s growing middle class was Country Garden’s target, making up 90 per cent of Forest City’s unit sales.


そもそもの販売ターゲットは 中国のミドルクラス層で、フォレストシティの販売ユニットの90%を 中国人向けに販売してしまおう という目論見だった。


マハティール政権時には「マレーシアの国土をマレーシア人向けに販売しようとせずに 外国人(華人)向けばかりにして販売しようとするとはけしからん」とクレームが出たり、セールスエージェントが 中国人ターゲットに対し「フォレストシティの物件を買えばMM2Hビザももらえるよ」、と言って販売攻勢をかけたりして、物議を醸した。



マレー系にしてみれば、そもそも論として華人系の増加は嫌だし、ましてや フォレストシティ住民(MM2H含む)の大半が華人系となり、かつ シンガポールとも距離的に近いとなると シンガポールのように独立してしまおう とするんじゃないか、と危惧する心理が出てくるのだろう。




以上 (9/2記)