タブリギ集会参加者 ( 3/25 現在での検査状況 )
As of yesterday, more than 9,026 participants of the tabligh assembly had undergone Covid-19 screening, with over 1,057 found positive with the deadly virus.
最新の記事には、「3月25日現在、タブリギ集会参加者 約14500人のうち 9026人(+アルファ)が検査を受け 1057人が陽性だった。」と書いてある。
ということは まだ約5500人もの参加者が未検査であり その多くが所在場所の把握をできていない(行方不明)という状況だ。
マレーシアは感染者数のうち多くがタブリギ集会参加者で感染経路が判明していること、またタブリギを除けば約980人の感染者数であり、まだ爆発的増加にまでは至っていないということだろう。感染爆発を防止するべく事前にMCOに入ったというわけだ。
ポイントは4月14日までに延長されたMCOの期間中に 警察/軍 などによって これらの5500人の捕捉ができるんだろうか、という点だ。
日本では 東京都の感染数がこの数日で急拡大しており、かつ感染経路不明の数の増加状況から、このままでは首都圏でのロックダウンもありうるような発言が小池都知事から出た。
感染爆発寸前の重大局面ということで 国による非常事態宣言もありうるようなニュアンスのニュースが流れている。
ロックダウンと言っても 日本の場合 違反者に罰金をかけたり逮捕することは法律上できない、あくまで自粛要請になる と神奈川県知事がテレビ会見で言っていたが、マレーシアでのロックダウンとは強制力の度合いがずいぶん違う。
マレーシアでは タブリギ集会参加者の未検査数/陽性者収容の問題が、今後の感染爆発に結びつくリスクがあるし、日本では強制力の伴わないロックダウンでは感染爆発を食い止めることができないんじゃないか と考えると マレーシアでも日本でも どちらに居るとしても決して安心はできない。
ただし 日本は医療体制はしっかりしているので イタリアやスペインのような悲惨な医療崩壊、死亡者数 にはならない(感染爆発しているドイツでの事例: 死者数小) だろうと予測する感染医療専門家のNHKテレビコメントを聞いて それならマレーシアも医療体制は比較的しっかりしているので、日本と同じように考えていいのだろう という気もする。
東京では食料品などの買い溜め行為の兆候が出ているとニュースで言っていた。
この点 イポーでは スーパーマーケットでの品揃えに問題なく 人々も落ち着いて買い物をしている。
となると 当面は イポーに留まって じっとしているほうが良さそうだ。
少なくとも 治安に不安が出てくるまでは。
なんと言っても 日本に戻れば 治安の心配はない ということはいざとなったら誠に心強い。
以上 (3/26 記)