ファミリードクター 1 : 人間ドック結果報告書についての所見
ファミリードクターを見つけることにした。
イポーには、Pantai Hospital 、KPJ Specialist Hospital、Fatimah Hospital という3つの大病院があるので、おおよそどんな病気/怪我になっても安心して治療をしてもらえる。
ただし、日本の大病院と同じく、受付 、診察、検査、処方箋、会計 の各手続き毎に時間がかかるし、面倒なので、ちょっとした病気などは 大病院へ行くのではなく、近くのクリニックをファミリードクターとして利用するほうが効率的だろう と考えた次第だ。
症状次第では、ファミリードクターから専門医や大病院に リファーしてもらえばいい。
また 日本から持参した処方箋薬がなくなった時も、ファミリードクターに処方箋を書いてもらうができる。
ということで、同じGolf Resort 内に住む 知り合いの 華人系英国人 に 誰か 良さそうなファミリードクターを知らないか と聞い
てみた。
そしたら ありがたいことに 「よく知っているファミリードクターがいるので 紹介してやる 」と言う。
聞けば、英国の医師資格を持った医者で、20年ほどまえに 英国からイポーに戻って来て クリニックを開業した時以来の付き合いだ という。
彼のワイフ(イポー出身)と医者の家族同士が旧知の間柄で、彼とワイフは人間ドックもそのクリニックで継続して受けている というのだ。
彼は、紹介のため そのクリニックまで一緒に行ってくれるという。 せっかくのご厚意なので、お願いすることにした。
日本で6月に受けて来た人間ドックの結果報告書も持参して、要精密検査項目 や 要再検査項目 についても そのクリニックで対応できるか も聞いてくることにした。
人間ドックの結果報告書は もちろん 日本語で作成されているので、慣れない医学用語に苦労しながら和英辞典で調べて 英語も付記しておいた。
その医者は 華人だったので 漢字が分かるのだろう、 日本から持ってきた人間ドック結果報告書を見せたところ 漢字部分と私が付記した英語部分と各種の検査数値を眺め、検査結果内容を十分に把握した様子だった。
そして 私にこう言った。
医者:「 この人間ドック検査結果報告書、よく出来ている。さすが 日本だ。 要再検査項目も 要精密検査項目も 心配ないですよ。」
私 : 「でも ここにこう書いてあるんですけど、、」
医者 : 「いやいや 心配ないですよ、 それよりあなたの場合は 毎日 ヤクルトを一本飲むことにしなさい。シュガーレス のを。いやね、実は私もヤクルトを飲んでいるんですよ。いいですよー。」
毎年 日本で人間ドックを受けているのだが、そして 毎年 同じ項目について 同じ内容での 要再検査項目と要精密検査項目が書かれた結果報告書をもらっているのだが、これまで 余り気にかけずに 再検査や精密検査は 自己判断で割愛してきた。
日本でも人間ドックの結果報告書を 近くのファミリードクターに 毎年、見せてきたのだが、日本のファミリードクターも それを見て、特段 騒ぐこともなく 「まぁ もう少し様子見 でいいでしょう、」という程度のことだった。
ということで わかったのは、日本の医者も 英国資格の医者 も 同じような所見なのだ。
来年の人間ドックは、このイポーのクリニックでやろうかなぁ。。
以上 (9/4 記)