gary1212のブログ : マレーシア、イポーでの生活。

滞在期間がマレーシア以外の時も 含んでいます。

マレーシア-イポー長期滞在生活での日常での出来事を書いてます。

ブログの目的は、もっぱら自分自身用の日記です。

不特定多数の方に情報を早く正確に伝達したい というつもりでは全く書いていません。

このためローカルの友人からもらった情報で、それが不確実な情報でも 私が関心を持ったものは 書いています。

繰り返しますが 読者のみなさんへの確実/正確/迅速な情報提供をしたい と思って書いているのではありません。

それじゃ困る と思う方は どうぞ 読まないでください。

よしなに。

ロックダウンで外国人労働者差別 アルジャジーラ記事(1 ) ( マレーシアでの人種差別 )



Locked Up in Malaysia's Lockdown | 101 East




アルジャジーラの YouTube 動画記事が、コロナロックダウン下においてマレーシアでは外国人労働者に対して非人道的な取り扱いをしていると取り上げている。


この状況は、人種差別だとか、あるいは人間以下の取り扱い(犬並み)だとか、いろんな表現でインタビューされた人が語っている。


不法入国の労働者や 労働許可期限が失効したままで延長許可手続きをしていない労働者 (雇用主の倒産など)  のほか、正規の労働許可を持っている外国人労働者(パキスタン元警官家族)でさへも取り調べで家族が手錠をはめられた と嘆いている。



不法労働かどうかは問わないのでコロナ感染のPCR検査にくるように と外国人労働者に上級相が呼びかけたが、実際には正規労働許可を持たない人々はチエーンをつけられて何台ものトラックに乗せられて勾留センター行きになっている。


多くの人が送られて来るので勾留センター自体がコロナ感染のクラスターになるリスク大だ。



そんな光景が動画でサブタイトル付きで出てくる。





3Kジョブ( 汚い、苦しい、臭い)は マレーシアでは外国人労働者が担当する。


彼らの低賃金に支えられてマレーシア経済は成り立っているところがある。



シンガポールも同様だ。



シンガポールでは外国人労働者のコロナ感染が凄まじいが、彼らの住居がタコ部屋のような密集居住空間しか与えられいないことにシンガポール国外から非難の声が出ていた。



その時のマスメディア記事をみて 私はマレーシアでも似たようなものだろう と思っていたが、とうとうアルジャジーラが マレーシアの闇/恥部 とも言うべき部分を取り上げてしまった。



外国人労働者の住む地域はロックダウンにより有刺鉄線のバリケードで封鎖され軍隊/警察が監視に当たっているが、そんな強制収容所を連想させる光景を映して、これは外国人労働者に対して異様な取り扱いをしているのだとアルジャジーラでは訴えているように思える。




一方 マレーシア政府の反応だが、以下の記事のとおりだ。






一言で言えば 「なにを外国メディアがほざいているんだ」という論調だ。



米国では黒人人種差別に関してBLMの標語プラカードに掲げられて デモ行進されているが、マレーシアでは そんな動きにはならないだろう。



なお、私見では マレーシアでの外国人労働者について 「人種差別」 って言う用語が当て嵌まるのかは、なんとなく 違うように思う。


うまく説明できないが、人種差別って 米国の白人が 黒人/ヒスパニック/東洋人 を見ると 自分たちとは 外見的に異質なので、自己種族の防衛本能が働く という自然的作用の一種じゃないか と思うのだが、マレーシア人からみて インドネシア人もミャンマー人も そんなに大きな外見的相違はないように思う。


もっとも バングラデシュ人やパキスタン人は マレー系とは風貌が異なるので、その点では 人種が異なると感じてしまうなら、人種差別って用語も出てくるのかも知れないが。



インドネシアではパプア人に対する人種差別があるそうだが、どの国でもどの時代でも厄介な問題というものはあるものだ。




以上 (7/6記)


(追記)


上級相からの反撃だ。
アルジャジーラよ、謝罪せよ! と強気のコメントだ。



以上 (7/6記)