gary1212のブログ : マレーシア、イポーでの生活。

滞在期間がマレーシア以外の時も 含んでいます。

マレーシア-イポー長期滞在生活での日常での出来事を書いてます。

ブログの目的は、もっぱら自分自身用の日記です。

不特定多数の方に情報を早く正確に伝達したい というつもりでは全く書いていません。

このためローカルの友人からもらった情報で、それが不確実な情報でも 私が関心を持ったものは 書いています。

繰り返しますが 読者のみなさんへの確実/正確/迅速な情報提供をしたい と思って書いているのではありません。

それじゃ困る と思う方は どうぞ 読まないでください。

よしなに。

ナジブ有罪判決 基礎知識 ( 刑期と控訴 )


1) 個別刑期を合計すると72年の懲役だが、なぜ12 年の刑期で済むのか。


2) 今回は高裁での判決だったが、控訴は何度できるのか。



答えはこうだ。


1) 


刑期については 同時進行型での執行にするのか、連続進行型での執行にするのか、裁判長が決定できる。 


今回の判決では同時進行型が適切だと裁判長が判断した。


なので個別刑期では一番長い12年経過した時点で全体の刑期も満了する。



なお、罰金210ミリオンRMも課すという判決になっているが、もし支払いができない場合には5年の懲役がプラスされる。




2) 


控訴はあと2回できる。 


日本の感覚で、高裁の後は最高裁判所の1回だけ、と思っていたのだが、違った。


今回の高裁での裁判は裁判官1人(=裁判長)のみが担当した。


その判決に不服の場合、再度 高裁にて、今度は裁判官3名での裁判を求めることができる。


更に 不服であれば、その後 連邦裁判所(7人の裁判官での合議制:注)に進むこともできる。 (注: Seven other judges と書いてあるので合計8人かも知れない。)



 





なお、今回の高裁での裁判を担当した単独裁判官(裁判長)のプロファイルは以下の記事に詳しく記載されている。




オックスフォード卒業だ。




以上 (7/31記)