Withコロナ時代、脳外科医の話 ( イポーのタイ古式マッサージ )
地区医師会後援/脳外科病院主催の講演会に行って来た。
メインスピーカーである脳外科医師(脳外科病院長)の話はタメになった。
とにかく 「姿勢」が大事なんだ。
マッサージの話も参考になった。
「あー気持ち良かった だけではダメだ、 マッサージ師に色々質問するべきだ、そして それに答えられないマッサージ師は技能がない と思う方がいい」 という。
イポーでは コロナロックダウン以前は タイ古式マッサージに定期的に通っていたが、いつも あー気持ち良かった だけで 終わっていた。
質問したことなど 一度もない。 マッサージおばさんたちは タイ語しか話せないしなぁ。。。
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講演要旨
緊張性頭痛とコロナ自粛の症状はよく似ている。だから緊張性頭痛に関する治療法はコロナ自粛症状にも適用できる筈だ、というのが骨子だ。自律神経バランスが重要だ。
以下 詳細
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1) コロナ前からも同じだが、脳外科新規外来の患者の95%以上は脳の異常なし。
(一次性頭痛:偏頭痛/緊張性頭痛/郡発頭痛 ↔︎ 二次性頭痛:脳卒中/脳腫瘍/髄膜炎/副鼻腔炎)
2) コロナ自粛による心身の変化 : (a)全身の筋緊張、(b)姿勢の悪さ、(c)ストレス/不安感/孤独感
3) 脳外科外来というより ストレス外来 : ストレス、運動不足、睡眠不足、肩凝り など基本生活習慣がベース
4) コロナ自粛による症状原因 と 筋緊張性頭痛の原因 は 似ている
(共に ストレス過多、運動不足、目の使い過ぎ、悪い姿勢、人との会話の低下、趣味の中断など)
5) コロナ自粛による日常変化 : (症状) 意欲低下、頭痛、めまい、吐き気、耳鳴り、四肢の痺れ、目の見えにくさ
6) 自律神経失調 と 交換神経Hyper → 症状 ← 3要素 : (a)悪い姿勢、(b) 運動不足、(c) ストレス
7) 姿勢のポイント: お尻の二つの骨を感じる座り方、 みぞおちを相手に見せるつもり、 肘を体から前に出さない歩き方、 横隔膜を少し上に持ち上げる感じ
8) 1週間に2、3日でいいから、10 分でもいいから、運動を。 そして徐々に伸ばす。 ストレッチは少し運動してからやる方が効果的
9) アンチエイジングとは 筋力をつけることではない。筋肉、関節を柔らかく保つことである
10) マッサージを受けて、マッサージ師に体の硬いところを聞く、そして何をどうすればいいかを指導してもらう。 ( マッサージしてもらって あー気持ち良かった だけで帰ってきてはダメ。) → 身体から自律神経を整える
11) 身体から自律神経を整える = 外から内を整える : 呼吸法、筋緊張緩和、体幹強化(正しい姿勢)
12) 副交感神経亢進法 : (a)全てゆっくりスローに (話す、食べる、歩く)、 (b)歩行時意識的に鼻から深呼吸、(c) 笑う、(d) ぬるめのお湯にゆっくり浸かる、(e)テレビ/スマホ/PCの時間を減らす
以上 (11/14記)