ワクチン接種 カクテル法 1 ( ロシア主導)
1回目と2回目で違うワクチン接種をする方法は 実はロシアの発案だ とロシアメディアでは言っている。
///////////
(抜粋)
2020年、ロシアの新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」の開発者らは、新型コロナウイルスの免疫付与において新しい方法を導入した。2021年、他のワクチンを開発する研究者らによって、この方法の成功が再び証明された。
「異種混合免疫法」は、最近、世界中の新型コロナウイルスのワクチン計画の最前線にいる研究者たちの間で話題となっている。平たく言えば、より良い免疫反応を獲得するために異なるタイプのワクチンを「組み合わせる」ということだが、この方法には効果があるようだ。
ファイザー社製の新型コロナワクチンはメッセンジャーRNAを利用したタイプのもので、アストラゼネカ社製のものはアデノウイルスベクターを利用している。ドイツのザールランド大学は最近、ファイザー製とアストラゼネカ製のワクチンという、異なるタイプのワクチンを250人に接種したところ、この手法で一定の効果が得られることが分かった。この調査の目的は、被験者の血液中にどれほどの量の抗体が現れるか確認し、2種類のワクチン接種後のT細胞の防御反応を評価することだった。
このドイツの研究では、ファイザーとアストラゼネカのワクチンを打った場合とファイザーのワクチンによる2回接種の場合の予防効果が、アストラゼネカのワクチンによる2回接種の場合よりも上回っていることが示されている。2種類のワクチン接種を受けた人は、アストラゼネカのワクチンを単独で2回接種したグループに比べて、新型コロナウイルスに対する抗体が10倍も多かった。T細胞の形成に関しても、2種類のワクチンを併用する「ワクチンカクテル」の方が優れていた。
世界中の主要メディアは、画期的なワクチンの組み合わせという研究を全く新しいものとして紹介しているが、実はそうではない。
スプートニクV 世界市場で初の「ワクチンカクテル」を発表
ロシアの研究者らは、ガマレヤ研究センターがMERS(中東呼吸器症候群)に対するワクチンを展開した2019年以来、「カクテル法」を使用している。ロシアの研究者らは新型コロナウイルスワクチンを開発する際、再びこの技術に頼った。世界初のロシアの新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」には、1つではなく、2つのアデノウイルスベクターが使用されている。
スプートニクVは、いわゆる2種類のベクター(運搬体)を利用したプライム・ブースト法で投与される。まず1回目には、新型コロナウイルスの完全長スパイク糖タンパク質の遺伝子を運ぶアデノウイルスベクター「Ad-26」を用いて投与し、その21日後の2回目にはアデノウイルスベクター「Ad-5」を使用する。
///////////
以上 (6/20記)