メルセデスベンツ と言えば 高級車だ。

マレーシアにも 製造工場がある。

アッセンブリー工場なのだろう。

アッセンブリーであっても 必要な要件を満たすことで「マレーシア生産」に該当し、輸入関税はかからないようになっているのだろう。

そして 最近の新聞記事によると マレーシアで販売予定のベンツクーペ の価格は at RM435,888 (注1) となっているので 日本円換算で1100万円以上だ。 ベーシックモデルでこの価格だ。

色々なオプションを付けたり もう一つ上位のモデルにしたり、アーだコーだ とやっていると 1300〜1500万円位(注2)になってしまうだろう。

(注1) With zero to 100 kph acceleration of 7.8 seconds and a top speed of 240kph, the base model retails at RM435,888 on the road, inclusive of the Goods and Services Tax (GST), but without insurance.

(注2) Further up the range, the E300 Coupe also powered by a 1991cc in-line four engine.

It accelerates to 100kph in 6.4 seconds and has a top speed of 250kph. Prices start from RM499,888 to RM534,888 for the special edition Edition 1.

更に自動車保険などの維持コストもかかる。

一体 誰が買うんだろう？

こんな高級車って、マレーシアの所得水準から考えると ほんの一部の人しか買えないはずだ。

でも 高速道路を走っていると 結構見かけるのだ、高級車を。

マレーシアでは中古車価格が 高いままで維持されているので、高級車も 投資の一つの手段として、お金持ちが 複数台 保有しているんだろうか。

他方MM2Hの日本人の車は やはり 日本車が多い。 Honda などだ。

Hondaもマレーシア工場で生産されたものを買った人 と日本で使用していた車を持ってきた人に分かれるが、どちらが多数派なのかは、知らない。

MM2Hの特権としての免税(保税)購入や日本からの免税(保税)持ち込みをしないで、一般価格で車を購入しているMM2H もいる。

なぜMM2H特権を利用しないのか、私にはよく理解できないのだがそういう人に聞くと次のようなことを言う。

1) 転売時に保税分の事後納税が面倒だ。

2) 売却交渉の際に保税分の上乗せで交渉する必要があり鬱陶しい。

3) 日本への急な撤退という事態発生時に 中古車ディーラーに持ち込み即売却というコンティンジェンシープランだ。

分かったようで分からないのだが、私が口出しするべき事ではないので 「なるほどですねー」と言うと ご満足になる。 めでたし、めでたし で、 これぞ 人付き合いの秘訣だ。

あっ、もう一つあった。

4) Grab とか Uber があるので これで十分。

これは良く分かる。

( Uber and Grab ; 参考記事)

E-hailing legalisation a major public transportation breakthrough:

https://www.nst.com.my/node/262173

Malaysia is the first country in the world to regulate e-hailing services, which include Uber and Grab.

Now, rules and regulations imposed on conventional taxi drivers will also apply to e-hailing service drivers.

This includes regulations on medical check-ups, periodic vehicle inspections, insurance requirements and driver identification cards.

岩盤規制問題で大騒ぎしている日本よりもマレーシアの方が機動的なんだろうか？

以上

https://www.nst.com.my/cbt/2017/07/262334/new-masterpiece-e-class-coupe