床屋の料金 ( 変動性料金 )
床屋へ行った。
散髪が終わって 料金を払おうとした。
ところが 理髪師は 次の客との対応に追われて 私のほうをみない。
なんだろう と思ったら、次の客が 理髪用の椅子に座らずに 何か アーダ、コーダと言っている。
マレー語なのか 中国語なのか インド語なのか、どうやら 私の体温が残っている椅子が嫌だ と言っているようだ。
理髪師は インド人、次の客は 華人。
だから 多分 マレー語だったのだろう。
その客が 私に向かって 中国語で なにやら言う。
私が 「わからないので、英語で話してくれ」、と言ったら 「 まえの客の体温が残っている椅子は気持ち悪いので、椅子が冷えるまで 待つことにしているんだ 」と言う。
私が 「そうか、私の体温が好きじゃないんだな。 5分も待てば 椅子は冷えるよ」 と言ってあげた。
すると その客は 「 いやね、ワシは 何時も 5秒くらいは 待つのさ。5分は長い。時々 車の座席パッドを持ってきて椅子の上に置くんだ。」と言って 椅子に座った。
なんとも清潔好きな客だ、と感心した。
理容師に ブラパ (いくらか)、 とマレー語で聞いた。
ラパン と言う。
8RMだ。
前にこの店で散髪した時は、10RMだった。
近くの地域の別の散髪屋でも 料金が 11RMだったり、春節になると12RMだったり、と固定していない。
別の別の床屋でのことだが、ある時 日本人だと分かったのか、15RM だった。
それ以来 料金を聞く時は 英語じゃなくて、マレー語で聞くようにしている。
なんだか よくわからない床屋の料金体系だ。
以上 (4/7 記)