マレーシア入国時14 日間の自宅隔離、免除に ( SNGP,ブルネイ国民、独裁国家シンガポール )
( 14日間検疫隔離の免除のこと )
They are also not required to undergo quarantine or the Covid-19 screening test.
相手国が同様にするなら マレーシアとしても シンガポールとブルネイの国民がマレーシアに入国する際には 検疫プロセスの対象外とする と書いてある。
つまり マレーシアに住むシンガポール国籍者は これからは以前と同じようにシンガポールにいる家族のところに往来できる。
( シンガポールのこと)
友人の夫妻のうち2組が 夫がマレーシア国籍 妻がシンガポール国籍だ。
彼らは しばしばシンガポールに住む親族や友人に会い行く。
イポー空港から短時間フライトなので ちょっとそこまで と言った感じなのだろう、気軽な移動感覚だ。
旦那の一人が、どうしてシンガポール国籍を選択しなかったのか とある時 説明してくれたことがある。
シンガポールは 独裁国家で 強権的だから 嫌なんだ、 と言って 彼の知り合いに起こったある出来事を話してくれた。
それは 知り合いの或るシンガポールのリッチなビジネスマンが高級車で空港に向かう途中 警察の交通検問にあった時のことだ。
たまたま車両通行許可証を 他の所有車両入れたままで 運転中の車に移動していなかったんだろう 警官( どうやら上級職) から提示を求められた書類を提示できなかった。
詳細はよく知らないが、シンガポールは ある特定区域/曜日/時間帯 によっては自家用車を運転するために高額な金額を納付して許可を得る必要があるそうだ。
マレーシアでは KLやペナンなどの大都市の中心部であろうと 月曜日から日曜日までのどの日でも どの時間帯でも 別に特別の許可なしで運転できる。
でも狭い国土で人口密度の高いシンガポールでは 車両渋滞を防止するために 自家用車に高い納付金額を課して 一定地域での運転を許可制にしているらしい。だから一般所得水準の人では自家用車を持つことは困難だ。
そのリッチなビジネスマンは 車両を複数台 所有しているらしく、許可証の入ったケースを別の車に入れたままだった。
マレーシアのように道路税を納付して スティッカーをフロントガラスに貼り付ける方式じゃないのだろう。
とにかく空港へ急いでいるリッチビジネスマンは 飛行機に乗り遅れるといけないので、「わかったから罰金を払うんで 直ぐに違反切符を切ってくれ、俺は急いでいるんだ! 」 というようなことを言った。
その態度なのか 言い方だったのか、上級職位の警官はカチンときたようだ。
結果 どうなったか。
リッチなビジネスマンは警察に連行されて 2週間近く牢屋にぶち込まれた そうだ。
もちろん 弁護士も早く保釈してもらうように手配した のだろうが、政府/役所/警察/裁判所などのご当局は 自国民の中に逆らうものがいると 容赦なく実に強権的に取り扱うという。
このリッチなビジネスマンの例は ほんの一例で、全てがそんな感じなんだ、だから 嫌なんだ と友人は言っていた。
観光で訪れるシンガポールと 住民として暮らすシンガポールでは ずいぶんと別の世界のようだ。
そんな独裁国家/強権国家でも 国民はシンガポール政府を支持している。
民主主義と経済発展は何の関係もない。
経済的に豊かであれば 強権国家であっても何ら構わない とシンガポールの人たちは容認しているわけだ。
中国もそういった方向性に進んでいるが 国民の選択がそういうことで良い というなら 私のような他国民がとやかく言うことではない。
もちろん中国が他国に侵略しないことが前提だが。。。
なお、ウイグル族問題は国内のことだと主張しているので厄介だ。
また香港のことは 一国二制度の危機/崩壊が 香港の経済的ダメージにつながるのか、逆にシンガポールのように経済的発展を加速する要因になるのか次第だと思う。独裁国家であっても豊かであれば良い とシンガポールの人たちが考えているように 香港の人々の考え方も柔軟的/流動的になるのじゃないだろうか。
この点、独裁国家であるが貧困国家というのは どうしようもない。
北朝鮮のことだ。
類似の国はアフリカにも多いのだろうが 遠すぎて どんな国がそうなのかは知らない。
以上 (6/21記)