北朝鮮実業家の米国引き渡し ( MM2H )
この記事にこんなことが書いてある。
MM2H was recently shoved into the limelight following the diplomatic “divorce” between North Korea and Malaysia where Pyongyang had accused Malaysia of extraditing a North Korean national, reportedly a participant of MM2H, to the United States.
マレーシアから米国へ強制送還された北朝鮮人はMM2Hだと言うのだ。
一方 こちらの記事には こう書いてある。
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ムン被告は2008年にシンガポールからマレーシアに移り、北朝鮮の貿易責任者としてぜいたく品を送り続けた。被告は多額の外貨を持ち込んでマレーシアに入国し、永住権を取得している。こんな立場の人間は数えるほどしかいない。金総書記の信任を受け、その直接の指示によって物資を調達する人物以外、そのような立場での海外居住は不可能だ」
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両方の記事を繋げると こういうことだろうか?
1) MM2Hのビザで長期滞在。( =マレーシア居住者のステータス確保)
2) MM2Hビジネス禁止条項の対象とならない「国外取引」なら当局(移民局/税務署など)の監視も弱いだろう。
3) そう見込んで、「外-外取引」でマネロンをしていた。 (マレーシア居住者の行う「外-外取引」の方が 北朝鮮居住者の国際取引よりも 各国当局/金融機関から警戒されない。)
そう言えば以前の記事だが、日本の地銀を利用して北朝鮮への資金洗浄送金が行われていた という事例が出ていた のを思い出した。
この図の応用系として、(1)人物をマレーシア居住の北朝鮮人MM2H、(2)四国の地銀をシンガポールの銀行、に置き換えると どうだろう。
以上(3/24記)