gary1212のブログ : マレーシア、イポーでの生活。

滞在期間がマレーシア以外の時も 含んでいます。

マレーシア-イポー長期滞在生活での日常での出来事を書いてます。

ブログの目的は、もっぱら自分自身用の日記です。

不特定多数の方に情報を早く正確に伝達したい というつもりでは全く書いていません。

このためローカルの友人からもらった情報で、それが不確実な情報でも 私が関心を持ったものは 書いています。

繰り返しますが 読者のみなさんへの確実/正確/迅速な情報提供をしたい と思って書いているのではありません。

それじゃ困る と思う方は どうぞ 読まないでください。

よしなに。

地元インド寺院 のお祭り : 異邦人の見学記

近くにホーカー (Hawker) センター がある。

車で 7〜8分くらいの距離なので、持ち帰り の食事をよく買いに行く。



名称は 城中城 。 英語では GP。

GPって何の略称なのか、以前 聞いたことがあるが忘れた。


でも Castle in Castle ではないことは確かだ。 それなら CiC になるはずなので。

Garden Place だったかなぁ〜。



その城中城 のすぐ近くに インド寺院がある。


一昨日 夕食の持ち帰り買い出しで、その前を通ったら、色んな店が出店準備をしていた。



何かのお祭りがあるようだ。多分 その前夜祭なのだろう。


前夜祭を観に行こうかと思っていたのだが、夕食時ビールを飲んでしまった。

即、車を運転する気力はなくなり、早々と寝てしまったのだ。



翌日、そういう軟弱な姿勢では行けないと反省し、昼ごろに その寺院に行ってみた。


寺院の正門前の道路は通行止めにしてある。

城中城に行く車は 迂回せざるを得ない。


寺院への参拝者の安全確保のため、歩行者専用区域にした上で、更に自警団制服姿が 数人立って、バイクが通行止めロープの脇から進入してこないように見張っている。


案の定、進入バイクが 自警団に捕まり、「出て行け 」と言われていた。


流石だ、 こんなにしっかりしたセキュリティ対応を見るのは久しぶりだ。やるじゃないか!!




ところで一体 何のお祭りなんだ?


インド系のお祭りは タイプーサムとデイパバリ が有名だが、それ以外にもあるのか?



参拝者は オール ピープルが インド系で 観光客らしき人はゼロ。

観光客どころか、マレー系も華人もゼロ。


ということは 地元の華人もマレー人も 地元のフェスティバルであろうが、それが他宗教である以上、異教徒のお祭りには 全くの無関心! ということだ。



日本とは違うなぁ、、、。

神前結婚+仏式葬儀+クリスマス祝い +七福神+ 八百万の神 + 年賀の明治神宮参拝 +獅子舞 など 日本人は、なんと他宗教に対する抱擁力/寛容度が高いことか!。





このインド寺院に、インド系でないのは、ただ一人、私だけだ。


でも 誰も 変な東洋人がうろついているなぁ という怪訝な顔で私を見ない。




自警団制服姿 のおっさんに聞いた。 インド系の顔立ちのおっさんだ。

インド系なので 英語は 通じるはずだ。



私: なんのお祭りなの?


おっさん: うんにゃ、 アニョマルフェスティバルじゃよ。


私: へ〜、なんの動物?


おっさん: ちゃうよ、 アニョマルだ。



インド英語は 聞き取りが難しい。


アニョマルではなく、アニュアル だった。


毎年一回の このお寺のお祝いだ。 Annual Festival なのだ。


この寺院の祀る神様を毎年お祝いするのだ。





本堂に入って見た。もちろん 帽子はとって 靴も脱いで手に持った。


正装した男女が多い。中には ハッ とする美人がいる。インド-アーリア系なのだろう。



でもイポーに やはり多いのは 南インド出身、つまり、ドダビダ系だ。 (正式には "ドラヴィダ人" )

インド-アーリア系の顔立ちが べっぴん系 とすると、ドダビダ系の顔立ちは 土着愛嬌系と言えば いいだろうか。




本堂では 皆が一列に並んで、椰子殻に灯火したものと若干の米粒の入った皿が載ったお盆をありがたく受け取っている。

バラモン教徒でもビンズ教徒でもない私が列に並ぶわけにはいかないので、すぐ真横で お盆の受け渡しを眺めていた。


するとお盆の渡し役(聖者?)が 私にも 何か 手渡そうとするではないか!

早速 手を出して、ありがたく推し頂いた。


何だろう、と手のひらを見たら、それは ひとつまみの灰だった。


そして 私が手に持った靴を指さして、聖者は言った。「靴は 本堂の中には持ち込んじゃダメ」 って。(厳密には ゼスチャーだった。 靴を指さし ダメダメよ と手を振ったんです。)


参拝者は 本堂の入り口で 靴を脱いで そのまま入り口床に放置したままだ。 下駄箱なんて洒落たものはない。

靴や草履が散らばっている。 だから 私は嫌だったので 手に持って本堂に入ったんだけどね。



あいにく カメラは持っていかなかった。ダニヨッテ 写真はない。 でも 何も写真がないままでは ちょっとさみしい。



なので 2月に 別のインド寺院(in Buntong)のタイプーサムの時に撮った インド-アーリア系ファミリーの写真をつけておく。



インド系の人達のことは良く分からないが、英国統治が終わると北インドから来ていた支配層のインド人の多くもインド本国に帰ってしまったので マレーシアのインド系は南インド系が多い、という話を聞いたことがある。


なお、カースト制が残っているのか は分からない。 インド系の人達に 実際のところ どういう状況なんでしょうか と聞くわけにもいかないので ねぇぇ、、、、



以上