gary1212のブログ : マレーシア、イポーでの生活。

滞在期間がマレーシア以外の時も 含んでいます。

マレーシア-イポー長期滞在生活での日常での出来事を書いてます。

ブログの目的は、もっぱら自分自身用の日記です。

不特定多数の方に情報を早く正確に伝達したい というつもりでは全く書いていません。

このためローカルの友人からもらった情報で、それが不確実な情報でも 私が関心を持ったものは 書いています。

繰り返しますが 読者のみなさんへの確実/正確/迅速な情報提供をしたい と思って書いているのではありません。

それじゃ困る と思う方は どうぞ 読まないでください。

よしなに。

1MDB 債券 ( もしかして投資信託にも組み込んであるの? 助平根性リスク )





1MDB ドル建 2023年償還債 の記事が出ていた。



1MDB 2023 dollar bonds indicated at around 80, traders say - Business News | The Star Online


https://www.thestar.com.my/business/business-news/2018/05/11/1mdb-2023-dollar-bonds-indicated-at-around-80-traders-say/



Malaysian state fund 1MDB’s dollar bonds due 2023 were indicated little changed around 80 cents on the dollar on Friday, traders say.


と書いてあるので、償還額面1ドルに対して 現時点の時価は80セントと言うことだろうか。


利付債なのか割引発行債なのか 不明だし、発行総額も記事には書かれていないので 概要はわからない。


でも ドル建て債 であり 香港のトレーダーによる記事のようなので、この1MDB債券は 多分 大半が マレーシア国外で取引されているドル建て債じゃないだろうか。



サウジアラビアの王族も 投資購入しているのかなぁ 、衝撃的なマレーシアの政権交代で、サウジの王族も大変なことだ、と思って読んでいたら ふと思い出した。






以前 近くのMayバンク支店で 定期預金のことを聞きに行った時だった。


MM2Hのような外国人(ノンムスリム)でもイスラム金融の定期預金への預け入れは出来るのか。


アッラーの神の教えで 利子は禁止されているので、利子の代わりの名目で受け取るリース料相当額を元本組み入れにした元利金には 預金保険は適用されるのか。


そんなようなことを聞きに行ったのだ。




その時 支店のGeneral Manager(GM)から 「mutual fund もあるよ、 定期預金より利回りはいいよ」 と勧められたのだ。



株や債券の短期売買(トレーディング)は MM2Hビジネス禁止条項に抵触するだろうが mutual fund への長期投資なら MM2Hホルダーも問題ないはずだ。



そこで GM に色々聞いてみたのだが まぁ 日本の投資信託と同じだった、要するに 預金じゃないので 預金保険の対象じゃないのだ。


元本割れリスクもある。


ただし そうは言っても 投資対象として組み込んであるのは マーケットリスクやクレジットリスクが低い安全な債券を中心としている という説明だ。


だから 預金保険の対象外であるとしても また 元本割れリスクもあるとしても 銀行が取り扱うmutual fund なので それらのリスクは極めて低く 、定期預金よりも遥かに高利回りの金融商品だ、 という説明は多いに説得力があった。



でも やめた。 やはり 預金保険の対象外 という点が嫌だった。 幾ら銀行は安全だと言っても、日本では銀行がバンクラプト したからなぁ。




その時は、そんなことを思っただけだったのだが、1MDB ドル建て債券 の記事でふと思った。


1MDBって 政府系ということで 発行する債券は 安全性が高く その上 RM建で のものであれば 為替リスクもない ということで mutual fundに組み込んであるじゃないだろうか って。



1MDB の発行する債券に政府保証がついているのか は不明だが、もし 政府保証はついていない としたら 如何に1MDBが政府系と言ってもクレジットリスクは残る。



事情のわからない外国では 我々 日本人MM2Hは 安全性の高いと言われているmutual fund といえど 高利率に目が眩み、助平根性を出さない方が 安全なのだ。



以上 (5/13 記)