実話 ジムトンプソン失踪事件 捜索 ( 恐ろしい LAH )
もう5年前になる。
キャメロン高原に住んでいたころ タイムトンネルに行った。
その中にあった展示物のひとつに、写真の説明書があった。
実話だと書いてある。
あの有名な シルク王で 謎の失踪事件をおこしたジムトンプソン捜索に関する実話だ。
松本清張も この事件を題材に小説を書いた。
一体 どんな裏話が書かれているのだろう と興味を持った。
ところが 説明書を読んで どうしても最後のセンテンスにある 「 LAH 」の意味が分からない。
「 LAH」がとても怖い としか読めない。
「 LAH」って一体 何なんだろうって、英和辞典で調べてもわからない。
疑問に思って 地元の知り合いに尋ねたことがある。
説明書を読んで 笑っていた。 Lah は Lah だ、という程度の返事だった。
それで ますます 訳が分からなくなった。
The ghost also scared lah.
lah は目的語だ。
だから lah を 幽霊は怖がる 、という訳になるのだが さっぱり意味がわからない。
ところが 知り合いの華人は このセンテンスで笑う。
疑問を残したまま 5年が過ぎた。
そして 今日 5年ぶりの この写真を目にした。
説明書を読んでみた。
笑えた。
なぜ あの時は Lah を目的語だと思い込んでしまったのだろう。
マレーシアに来た当初だったので、Lah の用法を知らなかったのだ。
以上 (10/10 記)